Gody's Diary

Monday, January 22, 2007

暴力と脅し、Wの効果

誘拐が後を絶たないアメリカですが、毎回メディアをにぎわす誘拐事件は犯人が事件ごとに違うように、それぞれの事件の内容も違えば、犯行手口も特徴も全て違う。  憎たらしい誘拐犯ですが、犯人の個性的な犯行手口には関心さえさせられる事がある。 先週からアメリカでクローズアップされている誘拐事件があります。 この事件はまだ取調べ中なのですが、「なぜ?」と言う疑問を残したままになっている。  

事件は12月8日にBen Ownby くん13歳が誘拐された事に始まった。  Benくんが居なくなった学校のバス乗り場付近で怪しい日産のピックアップ トラックを見たと、同じ学校に通う生徒が証言していた。 警察はその目撃証言を元にトラックの行方を追跡してた。 同じ頃、証言にあったトラックと同じタイプではあるが、別の色をした怪しいトラックを見たと警察に通報した人がいた。 警察の方でもその同じトラックをマークしていて、トラックの持ち主を調べていた。 

トラックの持ち主はピザ レストランで働くレストランマネージャーのMichael Devlin 41歳であった。 彼の仕事に対する評価はとても良かったようで、働き始めた時から無遅刻、無欠勤で信頼されていたようだった。 しかし、Benくんが誘拐された当日と、その次の日に珍しく仕事を休んでいたと言う情報を入手した警察はFBIに連絡をした。 誘拐から5日後Michael Devlinは逮捕された。

しかし、誘拐をされていたのはBenくんだけではなかった。 FBIがBen君を保護したとき、Michaelの自宅にはもう一人の男の子がいたのだ。  彼の名前はShawn Devlin 15歳、 本当の名前はShawn Hornbeck。  彼は11歳の時にMichael Devlinに誘拐されて、それ以降Michaelと4年半一緒に住んでいたと言う。  

この4年半の間Shawnは信じがたいほど自由に近所の子と遊んでいたと言う。 自由に自転車を乗りまわし、スケートボードで遊び、デパートをぶらついたり、テレビを見たり、コンピューターゲームをしたり、I-Potまで与えられていたと言う。 一度近所のお友達の家族と一緒にテレビを見ていたときに、誘拐されたShawnの顔写真がテレビで紹介された。 その時友人の家族は「貴方に似ているわ」とShawnに問いただすと、「僕じゃないよ」と言ったという。

ここで疑問に上がっている「なぜ?」が出てくるのである。  犯人がどんな手口を使ったのかまだ分からないけど、なぜ彼はこれほどの自由な時間を与えられていたにも関わらず、この4年半逃げようとしなかったのか? そして、なぜ誰にも助けを求めなかったのか???  

彼はMichaelの性のはけ口として性的暴行を受け続けてきたと言う。その辺がまだ取調べの最中という事らしいが、 Newsweekに出ている記事の中で、Michaelの下の階に住む住人が二階から子供を叩いている音や、叫び声が最初の1年半ぐらい聞こえていたと証言している。 同じ記事で精神科医が暴力と脅しの2つを同時に与えると言う事は、精神的な影響を与える事ができ、人間をコントロールする効果があるし、その恐怖心によってトラウマが生まれると言った内容が書かれていた。  

私はまだ幼いShawnがどんなにひどい仕打ちを受けて、どんな恐怖を体験したかを思うと、可愛そうでならない。  普通なら学校で友達を作って、青春ならではの体験を経験する年頃だ。 Shawnの青春を返して欲しい。  むろん、体験をした本人しか分からない恐怖ではあるだろうけど、私はこの犯人を許したくないですね。  できれば一生自由を与えないでほしい。  こんな危険な男は世の中に出てくるべきではないと思います。  皆さんはどう思われますか?          

Saturday, January 13, 2007

汚い奴ら の 汚い仕事 

最近私の愛車に異変が起きた。  チェックエンジン ランプ がとうとう点灯したのである。  私は今の車を6年半まえに新車で買った。  それ以来一度も故障することなく毎日働き続けている私の車には愛着がある。  この車はワシントンDCからジョージア、そこからサンディエゴへと、私が引っ越す度に私と一緒に移動した体の一部のような車でもあるのだ。  

その愛車のチェックエンジン ランプの点灯を見て、私はゾッとした。  車がしばらく使えなくなるかも知れないと言う事も心配の一つだが、それより故障があった場合の修理代が気になった。  サッと計算してみたところ長~いレシートが頭に浮かんだ。  修理代が高くつくのはしょうがない。  でも、これは本当に直してもらったらの話だ。  一番頭に浮かんだ私の恐怖とは、それ以外の所にある。  それは何処に、誰に、修理を頼むかが一番重要なのだ。

昔オイル交換をしてもらった メカニックの男性が、クーラント の キャップ をきちんと閉め忘れたようで、ハイウェイ を走っている時に キャップ がとうとう外れてしまった事がある。  突然「ボンッ」......って言うスチーム爆発が起こって、目の前がスチーム煙で真っ白になった。  それから修理代も馬鹿にならなかったけど、その事があって以来、私の車はとことん故障し続けたのである。  こう言う事が二度と起こらぬように、きちんと責任を持って仕事をしてくれる信頼あるメカニックが必要だけど、そんな人を私の住むサンディエゴでまだ見付けていなかった。  誰に頼もう....

もう一つ引っかかる事があった。  2ヶ月前に友人が送ってくれたニュースに関してだ。  これは、ニュース番組が隠しカメラを車に付けて、メカニックが本当にきちんと仕事をしてるかを調べるための番組だった。  アメリカ全土にあるJiffy Lube(ジフィー ルーブ)というフレンチャイズの車の修理屋さんで、その中のカリフォルニア支店で実験は行われた。  ニュースをリンクしたので見てほしい。  結果は9つあるチェーン店での実験から、5店舗でチーティングが行われていたのである。  

カメラの前で「フィルターを換えたほうがいいですよ」とメカニックがお客に勧めている。  「ではお願いします」と客がフィルターの交換に応じる。  番組は事前にフィルターにマジックで4と言う番号を書いていた。  交換が終わってお金を支払ってフィルターが交換されたか番組で確認したところ、フィルターには4と言う番号が付いたままだった。  フィルターの交換はされていなかったうえ、お金だけが請求されたことになる。   あとから番組がメカニックに問いただしたところ、「マネージャーに聞いてくれ」としか言わない。  今度はマネージャーに問いただした。  サングラスをかけて携帯で電話をしている男である。  「私はマネージャーじゃない」としらばくれる。 

http://mfile.akamai.com/12924/wmv/vod.ibsys.com/2006/0503/9152183.200k.asx

こんな事が日常茶飯事に行われていると思うとゾッとする。  ましてや、車の事に関してまったく分からない私は、彼らメカニックのいいカモである。  私は思い出した。 カリフォルニアに越してきて行ったジフィー ルーブのメカニックの怪しい表情を。  オイル交換をしてもらった時にメカニックが色々な物の交換を勧めてきた。  何が何だか分からない私は「任せます」と言った。  その時、そのメカニックともう一人の男性が目を合わせてニヤリとした。  私は嫌な予感がした。  それ以来そこには行ってないが、このテレビ番組を見てあの嫌な予感は「これだったんだ」と確信した。 

こんな事はさせないぞ!と意気込んではいるけど何処に行ったらいいのか分からないので、まずは家から1ブロック先のリペア ショップに預けてみた。  するとそこで働くメカニックは皆ベトナム人のおじさんだったのです。  私は喜んだ。  ベトナム人を信じているからだ。  彼らは愛想こそ悪いですが、勤勉で人をチーティングするような人たちではないのはよ~く知っている。  

車を預けて2時間後電話がかかってきた。  「何にも問題がありませんでしたよ」とのこと。  「一応確認して問題がなかったので、ランプだけはリセットしておきましたから、また点いたら来て下さい」とだけ行って、良心的な料金だけ支払って、私の車は無事に帰って来たのである。  「あ~良かった」とホッとしたのは言うまでもないでしょう。  私は彼らの頭の上に「天使の輪」が見えた気がした。  これがヒスパニックだったら場所を変えていたでしょう。 なぜなら信用していないからなんですが。  ま、しかしこんな汚い仕事をする人がいるんですねぇ。  皆さんも気をつけましょう。    
 

Monday, January 08, 2007

楽しそー Grease の世界

新しく年が明けてやっと気になりだした新番組が出てきましたよ。 「これは見逃さずに毎週見たい」って思った新番組で、それはこの日曜日に始まった。 この新しい番組の名前は「You're the one that we want」って言って、最近よくあるリアリティーショウでした。 以前このブログで「アメリカン アイドル」について書いた事があたけど(悔しい結果でしたが)、その番組に少し似ているコンテスト番組です。 

何をコンテストするかと言うと、「Grease」って言うミュージカルのキャストを選抜するコンテスト。  ブロードウェイ ミュージカルのオーディションって私達の知らない所で必ず行われてるんだけど、それをテレビ番組としてやっちゃうって事なのだ。

Grease は1972年にミュージカルとしてスタートして人気に火がついた。  それが元で1978年に映画となって更にファンを増やした。  映画はジョン トラボルタが主役のダニー役で、オリビア ニュートン ジョンがサンディー役を務めた。  見たことある人は多いんじゃないかな。  ジョン トラボルタがロッケン ローラー 風?の不良役だった、歌あり、踊りありの青春ストーリー♪..... (画像参照)  

ミュージカルは一度クローズしたけど、Greaseファンは増える一方だった。  そして1994年に遂にミュージカルが再オープンした。  DVDの売り上げは未だに記録更新中なんだとか。  スゴイ....  この番組のコンテストは今年6月からスタートする新生Greaseの男優/女優を決めるコンテストと言うことなのだ。

日曜日に1時間半オーディションが放送された。 来週も1時間半残りのオーディションの模様が放送される予定。  オーディションにパスした人たちは「Grease アカデミー」に行く事になっているらしくて、そこで歌、踊り、セリフなどを学んで、更なるオーディションを行って行くという。  3週目から(アカデミーから)は毎週一時間の番組として放送される。   

アカデミーでは生徒の中から主役、準主役などが決められて行く予定で、最終的には6月から始まるミュージカルに出演する事が決まっている。  憧れのミュージカルに出られるかも知れないとあって、たくさんの人が応募しているようで、昨日私が見たオーディションはその半分なのかな? まぁ、ありとあらゆる ダニー と サンディー がいました。  ダニー役を狙うコンテスタントの中にはダニーの様にリーゼント ヘア スタイルで来てる人が結構いたんだけど、ジョン トラボルタ風というよりはエルビス プレスリー風になっちゃってた(笑)。

審査員の前で歌って踊るコンテスタントを見て、私も一緒になって踊りたくなりました。  やっぱりミュージカルはいいですねぇ。  しかも永遠の青春ストーリーのGreaseですから。  大分前に映画を見たんですが、もう一度借りて見たくなってきました。  楽しそうだなぁぁ。    

そして、この番組でキャストが選ばれるまでの経緯なんかも、番組を見る私達の全部知る事となるはずなので、このキャストが決まれば彼ら/彼女らが出る本ミュージカルも見るといいと思います。  6月スタートという事で、ニューヨーク、行くしかないでしょ。  日本でも放送されていたら、是非見てほしいです。  ご感想もお寄せ下さい。

  

Tuesday, January 02, 2007

2007年スタート!

皆さま、明けましておめでとうございます。  新年はどのように過ごされましたか? 初日の出に行かれたか、親戚と集まったとか、御節を食べた、初詣に出かけたなど、それぞれ思い出に残る一日だったでしょうか?

何てったって、新年第一日目ですからね、思い出に残る一日を...と言う事で、ゴディーは日頃行った事のない場所に出かけて来ました。 ヴァージニア州から友人を向かえて、元旦はサンディエゴのSeaport Village (港)と、Pacific Beach (ビーチ)、Coronardo Island (コロナド島)巡りをしてきました。  外の気温は摂氏20度と、ちょっと肌寒かったのですが、お天気が良くて最高な一日となりました。 

Seaport Village ではサンディエゴ空母博物館の、米海軍空母 Midway (ミッドウェイ号)の見学に。  この空母は終戦の年となった1945年に約90億円かけて作られたもので、1966-1970までに22万5千人の海軍艦隊員が Midway に乗り込み、軍務に就いたと言う。  それごと、まるまる博物館にしてしまった空母なんです。  お土産屋さんで「真珠湾攻撃」翌日の新聞と、終戦日の新聞のコピーがあったので買おうかなと思ったのですが、JAPの文字にムッとして、結局買いませんでした(汗)。  だいたい何なんですか、あの3文字は?  ハアァ~ン? (鼻から威嚇)  

Pacific Beach では海岸の散歩道を歩いて、周りにあるお店を見て回り、オープンテラスのレストランで、昼真っからマルガリータを飲んでいる、サンディエゴのヒッピー達にまぎれて、私たちも「サンディエゴと言ったらマルガリータ!!」と理由付けて、ガブガブ飲んだくれてしまいました。  ビーチではさすがに元旦とあってサーファーの数は少ない物の、新年の荒波に立ち向かっていた、何人かの優勢なサーファーを見学してました。(荒波/写真参照) 

コロナド島では31日と1日の両日ディナーを楽しみました。  コロナド島はリゾート地なので、良いレストラン、特にシーフードレストランが多くあります。  31日は食後にHotel Del Coronado (ホテル デル コロナド)と言う1888年に建てられた、歴史の古いホテルのバーでこれまたお決まりの「マルガリータ」を飲んでました。  周りにはここのホテルのBall Roomで行われる New Year's Eve のパーティーに参加する予定の、ドレスアップしたゴージャスご夫婦たち(ミドルエイジ様方)を、私たち凡人3人組は、ただ「ジーッ」っと見つめていました。  ちょっとほろ酔いのいい気分の私たちは、カウントダウン前には帰宅しましたが、1日の夜はこの友人ともしばらくお別れとあって、ゆっくりと会話を楽しみながら、新年を迎えた一日を締めくくりました。

2007年が更に良い年となるように、私は「今年の抱負」など立てて見ました.....
①今年はマッサージスクールを卒業しましょう!  卒業を来年に持ち越さないように、残り全て500時間のクラスを今年全部取ってしまいましょう。 ②健康を見直しましょう!  健康診断に2年も行ってません。  今年こそは診断を受けて、歯医者にも行って、歯磨きしにくい親知らずを4本とも抜いてもらいましょう。  ③転職しましょう!  目標にしている職業があります。  これは、テストにパスしたら皆さまに報告します。  ゴディーらしい職業です。  早くテストをパスして、ご報告ができるように努力いたします。  ④親孝行をしましょう!  日本に12年も帰ってません。  今年日本に里帰りをする予定ですが、今まで出来なかった親孝行を存分にしたいと思ってます。  ⑤サンディエゴに越してきて2年半、マリンスポーツをまだトライしてないので、今年の夏はボディーボードが、カヤックに挑戦しましょう!  

....と言う事で、目標も立てて皆さまに聞いていただいたので、ゴディーは今年もターボエンジン全開で突っ走って参ります。  皆さまどうぞGody's Diaryと共に、今年一年よろしくお願い致します。
Happy New Year to All of You