Gody's Diary

Tuesday, November 28, 2006

クランベリーソース (アメリカ伝統料理)

さて、今年も収穫の秋、そして味覚の秋、と言う私が習慣としているいつもの秋を、いつものように過ごす予定でいましたが、収穫の秋に変更がありました。  私はi-potがほしくて、それを安く売る予定のストアを探していた。  Thanksgiving当日の新聞を買って、それに挟まれた大量のセールスのチラシの全てに目を通して、目指すは i-pot のバーゲン。  でもさすが i-pot、 値下げはしない強気な姿勢であったのだろう。  何処のストアもこれを値下げしてはいなかった。  何処のチラシに載っている i-pot も、正規の値段が付けられているだけだった。  では i-pot でなくても他のMP3Playerは?とも考えて、2つほどお徳かも...と思った商品を買う事を考えた。  

そこでコンピューターを狙っていた友人と私は、早朝からストア前に並ぶ覚悟を決めつついた。  そこで毎年並んでいる他の友人に連絡してみると、「朝4時では遅い、去年Aさんは12時に行っても、狙った商品を買えないでいた」と言うのだ。  と言う事は、12時に並んだ時には、すでに彼の前に数百人は並んでいたはずだ。  それでその友人は夜の9時からストア前に並んでいたのだ。  様子を伺いに10時ごろストア前に行って見たけど、9時から並ぶ友人の前には150人ほどの人が既に並んでいたのを見て、私と友人は6時間も並ぶ気にならなくて、買い物を諦めて帰ってしまったのだ。  だから、今年は「収穫」のない秋となってしまった。  たかだかMP3、正規の値段で買っちゃえ..って事だ。

だから唯一満喫した私の「秋」は「食の秋」。  アメリカの伝統料理を料理して、たくさん食べましたよ。
いくつか紹介したいのですが、1ブログに、1フォトとなっているので、一つづつ紹介していきたいと思います。  これからクリスマスも来ますから、クリスマスディナーとしても使えます。  ファミリーフィースト(晩餐)に出てくるものは大体似たり寄ったりです。  今日はハムや鶏肉(丸焼き)などに付けて食べる「クランベリーソース」をご紹介しましょう。  このレシピはWilliams Sonomaからのものです。  レシピを紹介するのは初めてなので、分りやすく伝える事ができるか心配ですが、トライしましょう。

用意する物: 

フレッシュ クランベリー (3カップ) 

オレンジ (1個) >> 半分に切って両方から(片方からだけでもいい)ジュースを絞って取りおき、絞り終わった半分の皮は捨てずに1cm角に切っておく。  残りの半分はいらない。

りんご (1/4個) >> 1cm角に切っておく 

シナモン粉 (小さじ1/2)

クローブ粉 (小さじ1/4)

砂糖 (1 と 1/4カップ)

お水 (2カップ) 

作り方:
鍋にお水2カップほど入れて沸騰させる。  そこに切っておいたオレンジの皮を入れて10分ほど煮る。  皮が柔らかくなったらお湯は捨てて、皮だけ鍋に残す。  そこに残りのもの全部を入れる(絞っておいたオレンジジュース、切っておいたりんご、シナモン、クローブ、クランベリー、砂糖)。  一度沸騰したら火を弱めて、少し隙間を残して蓋をして10-15分コツコツと煮込む。  時々かき混ぜればいいです。  煮込んだソースを別の容器に移して、熱が冷めたら出来上がり。  冷蔵庫で冷やしてもいいし、室温のままで食べてもいい。  保存は冷蔵庫で。 

どうですか? 簡単でしょう?  Williams Sonomaではオレンジジュースは半分と紹介されていましたが、水気が足りなく感じたので、1個分をオススメします。  甘い物をかけて食べるのが苦手な人もいるでしょうが、興味ある人はこのアメリカの味を試してほしい。  その他の伝統料理レシピはクリスマスに間に合うように、次回アップします。        

Monday, November 20, 2006

収穫の秋、味覚の秋

11月23日木曜日は、こちらアメリカではThanksgiving(サンクスギビング)と言う祭日です。  お陰で4日連休となります。  22日にはファイナル(学期末テスト)を控えているゴディーにとって、ファイナルと言う地獄と、連休と言う天国がイッキにやってくる忙しい週となりそうです。  ファイナルはさて置いて、なんてったって毎年サンクスギビングの楽しみは2つあるんです。  一つはやはり食欲のサンクスギビングで、家族なんかでご馳走を楽しむ味覚のサンクスギビングと、もう一つは翌日の早朝は「Day after Thanksgiving sale」と言うバーゲン ショッピングに出かけて、安くなる電化製品を買いあさる収穫のサンクスギビングとなる事です。  日本のお正月に近いかも知れませんね。  お正月は家族で御節を楽しみ、翌日には年始バーゲンセールがありますよね。  むかし良く百貨店で福袋を買いました。  今思う事ですが、この福袋がアメリカで、クリスマス前に売り出されたら非常に助かるのですが。  料金も内容もバラエティーに富んだものがいいですねぇ。  福袋があれば、クリスマス ギフトを選ばなくても、中身は後のお楽しみですむじゃないですか。  でもそんな便利な物は無いので、私はもう既にクリスマスギフトを買い始めています。  イタイ、イタイ....年に一度の大出費の季節です。  で、お財布が空になるその前に、サンクスギビングのご馳走でお腹だけは一杯にしておきましょう...と言うことで、食べる事をひたすら心待ちしているところです。

このサンクスギビングと言う祭日はヨーロッパの方から来た伝統だと言います。  秋に沢山の収穫があった事を神に感謝することから始まった、いわゆる宗教的な儀式のような物だったといいます。  それが、アメリカにも流れてきたと言うことですね。  Thanksgivingでグーグルしたら沢山歴史が出てきます。  アメリカでは子供たちも「むかしばなし」としてサンクスギビングの由来を学びます。  きっと今日あたり小学校ではこの歴史について学習している事でしょう。  アメリカでは1621年にEdward Winslow(エドワード ウィンスロウ)と言う男性(アメリカに宗教の自由を求めてやってきたピルグリムのメンバーの1人)の提案で、アメリカのネイティブ インディアン(マサソイトと言う族の総領と、90人の仲間-男性ばかり)を招待して、秋に取れる食べごろの食料を料理して、3日間通して晩餐会が行われたと言います。  それが後から習慣になって、祭日となったのが今日現在のサンクスギビングです。  ちなみに今は17世紀の晩餐会と違って、この祭日は3日間もないし、3日間も続けて食べません。    
現在私たちが頂くサンクスギビング定番のメニューはターキー(七面鳥)、ハム、マッシュポテト、スタッフィング クラスト(七面鳥の腹の中に入れて料理する詰め物、これを後から取り出して食べる)、グリーンビーンズ キャセロール(インゲン)、ベイクド スイートポテト(サツマイモ)、コーン、 パンプキンパイ(かぼちゃパイ)、ゼリー、これにクランベリーソース(ターキーやハムにかける)....家庭によっては多少違うだろうけど、だいたいこんな感じだ。  私はできれば家族で食事をしようと心がけているのだけど、家族が集まる場所によっては遠すぎて行く事が出来ないこともある。  今年がいい例だ。  家族は皆ジョージアのおばあちゃん(再び参上)の家に集まる。  去年は皆で年末を過ごす事ができたけど、今年は有給も残っていなければ、飛行機の移動だって大変なので、私は友人とサンクスギビングのディナーを自分らで作る予定です。  今までは食べる事が専門だったけど、今年は自分で作って食べる。  ちょっと自信がないけど、こんな事でひるんではいられない。  近い将来、おばあちゃんが料理をしなくなったら、世代交代で孫の私が手伝わないといけないのである。  一つ歳が下の従妹は料理をまったくしない。  ということはこの使命が私に回ってくる事間違いなしな今日この頃.....  張り切ってアメリカの伝統料理を学ぶことにしましょう。  レシピは後日完成写真と共にアップするとしましょう。  お楽しみに。

今日は先駆けて、サンクスギビングなのに七面鳥が食べられない私の為に、我ゴディー家で毎年Feast(晩餐)に出てくるアメリカの有名なHoney Baked Hamをご紹介しましょう。  全米に支店があるハム専門店。  このお店のハムの周りを蜂蜜シロップのカリカリが覆っているのですが、それがたまらなく美味しいんです。  大きくて、とても1人では食べられませんが、家族や友人の何人かと食べるのであれば、これをオススメします。  大きなハムはすでにスパイラルカットされているので、切り取りやすい。  好きなだけ切ってそのまま食べるか、残ったら翌日のサンドイッチにして食べよう。  オーダーは予約が要ります。  美味しそうな写真が載ってます。   

http://www.honeybaked.com/

それから、今年もサンクスギビング セールに行く予定で、今まで色んな電化製品を買ってきました。  私は電化製品は、年に一度のこのセールでしか買わない事にしている。  去年は携帯電話(179ドルが39ドルに)と、デジカメ(良く覚えてないが100ドルぐらい安くなってた)を買った。  今年はやはり時代に付いて行かなければ....と言う事で i-Pot を狙っている。  安く売り出しているお店があればいいのだけれど、バーゲン品は祭日当日の新聞の広告に出てくるのを待つしかないので、それまで何処のお店に行って並ぶかは未定。  セールの日は早朝3時ぐらいからお店の前で並んで、6時の開店と同時に走りますよ。  走りますとも。  踏み潰されないように気をつけときましょ。  買った物はまた後日ご紹介します。  ということで皆さままた来週。  良い週末を。

Monday, November 13, 2006

立派な観光

先週ジョージアから私のおばあちゃん(74)が遊びに来ました。  私がサンディエゴに引っ越してきて、今までもてなしたゲストは皆友人だったけど、今回は家族のおばあちゃんが、初めて孫である私を訪ねてきた。  しかも、今回おばあちゃんは、新しいボーイフレンドまで一緒に連れてきました。  おばあちゃんのボーイフレンドは、今まで何人か紹介された事があったので、今更驚きはしないけど、今回のボーイフレンドは初めてお会いする上に、うちに泊まってもらうのも初めてだから、いったい何をすれば喜んでくれるのかちょっと戸惑った。  でも、旅行に来たのだから、やっぱり観光に連れ出すのが一番だろうと思って、いろいろ作戦を練って見た。 

私はサンディエゴに越してきて、あんまり観光スポットを見て回った事がないので、何が楽しいのかが良く分らない。  色んな人に聞いて、ここは必ず行かなければサンディエゴ旅行は語れない、と言われる場所は頭に入れてはいた。  でも、やっぱりそんなにオプションがある訳ではない。  サンディエゴの有名な観光場所と言うとSea World (シーワールド)、SD Zoo (動物園)、バルボア博物館、メキシコのティワナ市が近いのでティワナ一日日帰り観光、とこんなもの。 夏だったらビーチに行きたい所だけど、どちらにしても老人がサーフィンやボディーボードをトライするはずがない。  シーワールドと動物園は園内が広くて、かなり歩かなければならないので、お年寄りにはちょっとむりがある。  私のおばあちゃんはひざの関節に痛みがあるので、長時間歩くなんてもってのほか。  だから、彼女たちには車で色々回る車窓観光と、車から降りてちょっと歩く程度の観光が一番だ。  おばあちゃんの方も多少調べたみたいで、サンディエゴのOld Town(オールドタウン)には必ず行きたいとの事だった。 希望があれば、なおさら助かる。

と言う事で私はおばあちゃんカップルを連れて、いざオールドタウンへ出発した。  でも、この老人カップルの一日はかなりゆっくりとスタートする。  家を出るのが12時ぐらい。  ちょっとドライブをしてからランチタイム。  ランチもかなりゆっくりと取るので、レストランを出るのがいつも3時ぐらいになる。  それから本格的に観光へ。  でも目的地に着いて、2時間も経てばあっという間に日が沈んでしまうのである。  この間に観光をパッパッとしなければ、ほとんどの観光地が6時前には閉まってしまう。  しかも暗くて先に見えるものが良く分らない。  このオールドタウン観光も、観光地の観光物件として見た物は1つ。  あとはお土産屋さんめぐりを少々。  そしてアッと言う間にディナータイムです。  だけど、せっかく見に行った観光物件、おばあちゃんカップルは時間をかけて見てましたよ。  

今回見てきたその物件とは、サンディエゴで一番最初に出来たパブリックスクール(小学校)でした。  その小学校は1865年に建てられたもので、当時人口270人程度のオールドタウンにいた4歳から17歳の36人近くの子供たちが通っていたらしく、全員が年齢に関係なく、このワンルームスクールの、たった一つのお部屋(12畳ほど)で勉強をしていたそうだ。  この小さな学校がスタートした当時、ほとんどの学生がヒスパニックとそのハーフで、数人のイギリス人とネイティブアメリカン(インディアン)がいただけだった。 しかも、スパニッシュの女の子はタバコを吸っていたという。  時計を持たない家庭に暮らす子供たちは、遅刻が日常茶飯事で、出席もしたり、しなかったりとバラバラだったらしい。  そんな習慣を変えるのは大変だった事でしょうが、校則が存在してましたよ。  校則と言っても罰則のこと。  いつから決められた校則かは分りませんが、今のアメリカでは考えられないような校則でした。  とてもキュートな昔らしい罰なので、一部紹介しましょう。  

罰はスティック(魔法使いが持っているような)かロープでお尻を叩くと言うもの。  男の子と女の子が一緒に遊んだら4回のムチ。  喧嘩をした子は5回のムチ。  カード遊びをしたものは10回のムチ。  ウソをついた子は7回のムチ。  男の子は女の子に不品行を行うと10回のムチ。 長い爪は2回のムチ。  男の子が女の子の/女の子が男の子の遊び場で遊ぶと、それぞれムチ3回。  顔と手を洗わずに学校に来た子はムチ2回。  洗濯時間に水を他人にかけた子は2回のムチ...など。

男女が一緒に遊んではいけなかった所など、古い時代を感じますねぇ。  今では考えられませんが、この校則を読んでおばあちゃんは、「アメリカのこんなにいい校則は何処へ行っちゃったの?」と、可愛い校則をかなり懐かしんでいました。  と同時に、先生にもルールがあって、既婚男性は先生として働いてもいいが、シングルの女性先生は、結婚をした時点で解雇されたと言う。  これを見ておばあちゃんは「ばかばかしい、なんで女性だけが解雇されなくてはならないのか?」とお怒りのようでした。 さすが元アメリカ大使秘書。  隠居の身でも、気分は今でも現役バリバリのキャリアウーマンなおばあちゃん。  確かに今これをやると、生徒の両親から訴訟が起こります。  親が自分の子供に罰としてムチをしても犯罪者扱いですからね。  それにしても一箇所だけでも立派な観光ができておばあちゃんは「ファンタスティックな観光だった」と喜んでくれました。  よかったね、おばあちゃん。

写真は観光してきたオールドタウンの小学校。  周りが薄暗かったので入り口付近のみの撮影になりました。     

Wednesday, November 08, 2006

50th ディストリクト 取ったどぉ~

昨夜は久しぶりに熱いイレクション ナイト(選挙の夜)となりました。  私は、私の投票地区が前に住んでいたアパートのままになっているので、選挙には行かなかったのだけど、テレビを見ながら「やっぱり行ったほうがいいかな?」とか、「やっぱり私の一票が必要かな?」とか、テレビで出ていた投票結果の同時中継と、全米で熱く演説を行う議員たちの表情を見ていると、なんだか私まで熱くなっていった。    私は個人的に共和党・民主党のどちらか特別に支持している訳ではないけれど、私の生活(これ一番重要)がより良い物になるためには、2人に1人、私が改善をしてほしいと思っている事と、選挙人の「私が投票したらこれをします」と言うシナリオが合っている人を応援せざるを得ない訳だから、1人に絞って応援していていた人はいた。  だから、その人の投票結果を待っている間も、一緒になってドキドキしたし、結果が出てからの「勝利」の演説を行った時も、「Yes!」のれん発で、テストを明日に控えている身にも関わらず、興奮してお勉強どころではなくなっていた。  

テレビでも何度も言っていましたが、今年の選挙は史上まれに見るネスティー イレクション(醜い選挙争い)でした。  どのようにネスティーだったかと言うと、選挙のテレビコマーシャルでも、街頭選挙演説でも、共和党、民主党どちらも競争相手の悪口や批判の言い合いばかりをしていたのだ。  たとえばCMでは「この男(競争相手)は危険です。 彼はタバコ税を削ると言っているが、この男が議席を取ったらこっちの教育税を上げると言っている。 彼は仮面をかぶった嘘つきだ! さぁ皆さん、私たちが応援するXXさんは皆さんの味方です。 彼に投票して世の中を良くしましょう。」 ....見たいな醜い批判を堂々とするCMが本当に多かった。  演説でも同じ。  私はこんな醜い演説を聞きたい訳ではなかった。  選挙に投票したら何をする、と言う明確な目標だけ言えばいいものを、競争相手の批判をせずに自己アピールは出来なかったようである。  これはきっと全米のアメリカ市民皆同じ気持ちで、うんざりしながら聞いていたのだろう。   

全体の結果はと言うと、なかなかの接戦でしたが、ブッシュ政権の共和党の敗退となってしまいました。  これは「今のアメリカを変えなければいけない」と思っている人が、そう思っていない人を上回ったと言う事だ。  これによって民主党は12年ぶりに下院の支配権を取り戻した事になる。  しかも、上院議席も共和党よりも多く勝ち取った。  一番の理由はイラク戦争でしょう。  今回の選挙は戦争を支持するか支持しないかを競った物といっていいでしょう。  これを終わらせたいと思った人が多かった。  私もこれ以上無意味な戦争は止めるべきだと思っていた。  人命を失い、税金を無駄使いしているだけだと思っていたので、これを早く解決して、ビンラディンだけ追っていればいいのだ。  それから、民主党がこれから変えていく表明をしているのに、学生ローンの利息を半分に減らすと言うのがある。  これは嬉しい。  私は今通っている学校のローンを既に毎月支払っている。   1.2年後に支払った利息の半分が返ってくる。  それから、公務員の自給が$5.15‐7.25/時間上がる予定だ。  こうしてはいられない、公務員に転職しなければ。  それから、処方箋薬が安くなる。  これは薬を極力医療保障で賄えるようにすると言う事らしい。  お年よりの味方だ。  

これは賛成できないと言う2点は、幼児の堕胎に寛大になる可能性があると言う事と、ガソリン税が上がると言う事だ。  堕胎に関しては賛否が綺麗に分かれる。  堕胎理由が大きな鍵になるだろうけど、親の勝手で赤ちゃんを殺してしまうのはどうかと思う。  子供がほしくない人の避妊の強制や、罰があってもいいのではないだろうか。  ガソリンに関しては、最近やっとガソリンが安くなったばかりだ。  それまでの値上がりには随分と苦しめられた。  なのにまた値が上がろうなんて許せない。  いったいどれほど上がるのだろう、ドキドキ~ッ。   

サンディエゴ州知事はまたもやシュワちゃんが圧勝でした。  シュワちゃん今回の選挙でよく民主党に取られなかったねぇ~(関心)。  でも、カリフォルニア州の上院議席は2つとも民主党が取りました。  私のローカル サンディエゴの下院議席は私が応援していた共和党のBrian Bilbray(ブライアン ビルブレイ)が50th ディストリクト(地区)ガッチリ取りましたよ(ウィンク)!  サンディエゴ議席は民主党に取られる訳には行かないのよ。  何てったって違法移民問題がありますからね。  違法入国を厳しく取り締まるように、議会に訴えつづけてもらわなければならないんです。  ブライアンさん一つお願いしますよぉっ。

....と言う事で、つまらない選挙のお話でした。  1人で熱くなってスミマセン(反省)。  日本はどうですか?  藤井さん見たくHOT・HOTになってますか?
  

Thursday, November 02, 2006

アメリカンなイジメとは?

日本ではかなり昔から職場や、特に学校でのイジメが問題視されていて、イジメを体験した人や、実際にイジメたことがある人とか、関わってはいないけど、同僚やクラスメイトがイジメられているのを目撃した事があるとか、これらどれかを経験をした人はとても多いと思う。  私も今考えればイジメに入るな~と思う事を体験した事があるし、イジメられているクラスメイトも見た事がある。  逆らうともっとイジメられるとか、イジメられている人をかばうと、今度は逆にイジメられるから助けてあげる事が出来ないと言う感じで、解決が難しいのがイジメ問題。  私のイメージでは、日本ではイジメが多く(あちこちで)行われていて、けして珍しい事ではないと理解している。  実際にニュースなどで紹介されるイジメは陰険なものが多い。  自殺者が多くいる中で、イジメに耐えられなくて自殺をした人も多いのではないだろうか?  

私は前に「ストレスを解消しましょう」と言う日記を書いた事がある。  そこで私はアメリカに越してきてからストレスがグ~ンッと減ったから、ここでの生活は、日本にいた時よりもとても快適だと書いた。  第一の理由が「言いたい事が言える」事にあるからだけど、これだけで随分と気持ちがスッキリする。  この"言いたい事を我慢しないで言える" と言うだけで、人生こんなに楽になる物かと不思議でしょうがない。  でも、こんなに我慢しないで、好きなことを思ったまま言ってしまえるアメリカンは、真剣なイジメとは無縁の生活をしているのだろう...と思っていたが、どうやら違うようだ。

11月2日のYahooニュースから社内イジメについての記事が出ていた。 アメリカにもイジメがあると聞いた事があったけれど、アメリカ人(社会人)が実際に誰かをイジメている所を見たことがないので、アメリカのイジメとはどんな物なのか興味があった。  そこで、その記事を読んでみた。  記事によると、26歳から72歳の男女27名に「イジメた経験」があるかをインタビューしたところ、イジメをした事がある人たちにとって、イジメは競争だったとか、戦いだったと例えたうえで、彼ら自身もそのイジメの(彼らにとっては競争)の犠牲者だったと感じている(思いこんでいる)ようだ。  イジメられた人はその経験を戦いだったとか、悪夢だったなどと不快な体験だった事と感じているようだ。  で、記事で書かれていたイジメの内容とは:怒鳴る、仲間外れ、悪口を言う、所有物を壊す、過剰な批判、殴る、引っ叩く、突き飛ばすと言った暴力が絡む、黙り込む(日本で言う無視をする)、リクエストを聞かない、ミーティングから除外する(ミーティングに呼ばない)などがある。  

ちなみに私が聞いたことあるアメリカでのイジメとは軍内で起こるイジメのこと。  軍内のイジメは結構陰湿らしい。  アメリカにはいくつか軍の士官学校があるが、そう言う男性が多い環境で女性生徒は目立つらしく、イジメられたり、レイプされたり(これ、犯罪です)と言った事が多いらしいし、男子生徒同士でも、授業中に針を背中に突き刺すとか、暴力が振るわれる事が良くあると言う。  ああいう軍のような保守的教育をされ、愛国心を育てる場所では、むしろ考え方が傾きがちで、浮いた存在はイジメられるのは分らないでもない。  他の皆から浮いた存在、集団に溶け込めない人は疎まれるだけ、と言った所が日本の良くあるイジメと似ているような気がします。  

イジメではないですが、私の今のクラスメイトの女の子に、良くお勉強をする子がいるのですが、授業中に先生への質問タイムが始まると、その子はいっぱい質問をするんです。  しかも、授業で習っていないような事まで。  ...と言う事は、教科書以外の書物も読んで、良く勉強をしている事になるんですが、それが気に食わないのか、生意気だと思うのか、その子が質問をし始めると、必ず男子生徒が影でコソコソとその子の悪口を言い始めるんです。  でも、その子の前ではいい顔をして、われわれは貴方のお友達よ、と言った態度をするんです。  これ本当にアメリカでは日常茶飯事なんです。  本人にはいい顔をして、陰で悪口を言う。  イジメもさまざまですが、私のように外国から来た人たちに対しても、生意気者は仲間に入れてもらえなくなります。  外国人の癖に、アメリカ人と肩を張って競争しようとする人は、生意気と思われるみたいです。  外国人は英語を話すとき、出身地(私だったらジャパニーズ)のアクセントを直そうとするのではなくて、むしろ、ジャパニーズアクセントを利用して話をすると、逆に可愛がられると言うことみたいです。   これは逆に考えると気持ち分かりませんか?  外国人が日本語を話すとき、その国のアクセントを付けた日本語で話すと可愛く感じませんか?

学校で学生同士のイジメがあるのは映画でもたまに見ることがありますよね。  私はDCのスラム地区でも、今住んでいるサンディゴのとある治安が悪い地区でも、中学生ぐらいの男の子が、団体で一人の男の子を取り囲んで殴る、蹴るの暴力を振るっているところを目撃したことがあります。  犠牲となっている男の子はどちらもぐったりとして、抵抗も出来ない状態でした。  DCでは当時英語がまだそんなに話せなかったのでしなかったのですが、サンディゴでは警察に電話して見に行ってもらう事にしました。  その後とどうなったかは分りません。  あと、私がアメリカに来たばかりの頃、英語がまったく話せなかった私に出来た事は"日本語を話す"...と言う事で、アメリカの高校の日本語クラスで、アシスタント ティーチャーのボランティアをした事があります。  日本語を教えてあげれば良かっただけなんです。  そのクラスのある女の子がテスト中によくカンニングをするのですが、私がたまたまその場面を見てしまったんです。  アシスタントとして、これは注意すべきか...と思っている所に、その女の子は私が後ろから犯行現場を見たことに気づいて、私に思いっきりガンを飛ばしてきました。  まるで、「先生に言ったら痛い目にあうわよ!」って感じの、それはそれは恐ろしい眼差しでした。  きっと女ギャングのボスみたいな子だったのではないかと思う。  私は後で先生に告げ口しましたけど、アシスタント ティーチャー、すっかり舐められてましたね。    

まあ、アメリカにもあるんですね、イジメ。  しかも社会人でもあると言うんですから驚きです。  意地悪上司のお茶に雑巾の絞り汁と言うのはないでしょうけど。  良く考えて見るとあれがイジメかな?と言う事はあるのですが、イジメと言うよりはその人の事が嫌いだから、意見に反対するとか、味方をしないとか、日本人から見るとイジメに見えないかも知れませんね。  しかも、集団で村八分のような事をしないので余計に分らないです。   でも、心が傷つくと言う意味では、日本とアメリカのイジメはどっちもどっちと言う感じがしますが、大きな違いはアメリカ人は日本人よりも敏感ではないと言うこと。  少々悪口を言われても「I don't care / 気にしない」と深く考えない所があります。  日本の人は傷つき安いから、真剣に悩む。  これがストレスになって、最悪の場合に自殺ってな事になるんだと思う。  その辺アメリカ人に真似て、「人は人、私は私」と割り切って考え込まないで、もう少し強くなること。  そうすると、イジメがイジメにならなくなるような気がするのですが、どうでしょうか?  少なくとも、アメリカでイジメがあっても、アメリカ人はイジメが原因で自殺をしたりはしませんよ。  

 http://news.yahoo.com/s/space/20061031/sc_space/studyofficebulliescreateworkplacewarzone
読んだ記事です。