Gody's Diary

Thursday, November 02, 2006

アメリカンなイジメとは?

日本ではかなり昔から職場や、特に学校でのイジメが問題視されていて、イジメを体験した人や、実際にイジメたことがある人とか、関わってはいないけど、同僚やクラスメイトがイジメられているのを目撃した事があるとか、これらどれかを経験をした人はとても多いと思う。  私も今考えればイジメに入るな~と思う事を体験した事があるし、イジメられているクラスメイトも見た事がある。  逆らうともっとイジメられるとか、イジメられている人をかばうと、今度は逆にイジメられるから助けてあげる事が出来ないと言う感じで、解決が難しいのがイジメ問題。  私のイメージでは、日本ではイジメが多く(あちこちで)行われていて、けして珍しい事ではないと理解している。  実際にニュースなどで紹介されるイジメは陰険なものが多い。  自殺者が多くいる中で、イジメに耐えられなくて自殺をした人も多いのではないだろうか?  

私は前に「ストレスを解消しましょう」と言う日記を書いた事がある。  そこで私はアメリカに越してきてからストレスがグ~ンッと減ったから、ここでの生活は、日本にいた時よりもとても快適だと書いた。  第一の理由が「言いたい事が言える」事にあるからだけど、これだけで随分と気持ちがスッキリする。  この"言いたい事を我慢しないで言える" と言うだけで、人生こんなに楽になる物かと不思議でしょうがない。  でも、こんなに我慢しないで、好きなことを思ったまま言ってしまえるアメリカンは、真剣なイジメとは無縁の生活をしているのだろう...と思っていたが、どうやら違うようだ。

11月2日のYahooニュースから社内イジメについての記事が出ていた。 アメリカにもイジメがあると聞いた事があったけれど、アメリカ人(社会人)が実際に誰かをイジメている所を見たことがないので、アメリカのイジメとはどんな物なのか興味があった。  そこで、その記事を読んでみた。  記事によると、26歳から72歳の男女27名に「イジメた経験」があるかをインタビューしたところ、イジメをした事がある人たちにとって、イジメは競争だったとか、戦いだったと例えたうえで、彼ら自身もそのイジメの(彼らにとっては競争)の犠牲者だったと感じている(思いこんでいる)ようだ。  イジメられた人はその経験を戦いだったとか、悪夢だったなどと不快な体験だった事と感じているようだ。  で、記事で書かれていたイジメの内容とは:怒鳴る、仲間外れ、悪口を言う、所有物を壊す、過剰な批判、殴る、引っ叩く、突き飛ばすと言った暴力が絡む、黙り込む(日本で言う無視をする)、リクエストを聞かない、ミーティングから除外する(ミーティングに呼ばない)などがある。  

ちなみに私が聞いたことあるアメリカでのイジメとは軍内で起こるイジメのこと。  軍内のイジメは結構陰湿らしい。  アメリカにはいくつか軍の士官学校があるが、そう言う男性が多い環境で女性生徒は目立つらしく、イジメられたり、レイプされたり(これ、犯罪です)と言った事が多いらしいし、男子生徒同士でも、授業中に針を背中に突き刺すとか、暴力が振るわれる事が良くあると言う。  ああいう軍のような保守的教育をされ、愛国心を育てる場所では、むしろ考え方が傾きがちで、浮いた存在はイジメられるのは分らないでもない。  他の皆から浮いた存在、集団に溶け込めない人は疎まれるだけ、と言った所が日本の良くあるイジメと似ているような気がします。  

イジメではないですが、私の今のクラスメイトの女の子に、良くお勉強をする子がいるのですが、授業中に先生への質問タイムが始まると、その子はいっぱい質問をするんです。  しかも、授業で習っていないような事まで。  ...と言う事は、教科書以外の書物も読んで、良く勉強をしている事になるんですが、それが気に食わないのか、生意気だと思うのか、その子が質問をし始めると、必ず男子生徒が影でコソコソとその子の悪口を言い始めるんです。  でも、その子の前ではいい顔をして、われわれは貴方のお友達よ、と言った態度をするんです。  これ本当にアメリカでは日常茶飯事なんです。  本人にはいい顔をして、陰で悪口を言う。  イジメもさまざまですが、私のように外国から来た人たちに対しても、生意気者は仲間に入れてもらえなくなります。  外国人の癖に、アメリカ人と肩を張って競争しようとする人は、生意気と思われるみたいです。  外国人は英語を話すとき、出身地(私だったらジャパニーズ)のアクセントを直そうとするのではなくて、むしろ、ジャパニーズアクセントを利用して話をすると、逆に可愛がられると言うことみたいです。   これは逆に考えると気持ち分かりませんか?  外国人が日本語を話すとき、その国のアクセントを付けた日本語で話すと可愛く感じませんか?

学校で学生同士のイジメがあるのは映画でもたまに見ることがありますよね。  私はDCのスラム地区でも、今住んでいるサンディゴのとある治安が悪い地区でも、中学生ぐらいの男の子が、団体で一人の男の子を取り囲んで殴る、蹴るの暴力を振るっているところを目撃したことがあります。  犠牲となっている男の子はどちらもぐったりとして、抵抗も出来ない状態でした。  DCでは当時英語がまだそんなに話せなかったのでしなかったのですが、サンディゴでは警察に電話して見に行ってもらう事にしました。  その後とどうなったかは分りません。  あと、私がアメリカに来たばかりの頃、英語がまったく話せなかった私に出来た事は"日本語を話す"...と言う事で、アメリカの高校の日本語クラスで、アシスタント ティーチャーのボランティアをした事があります。  日本語を教えてあげれば良かっただけなんです。  そのクラスのある女の子がテスト中によくカンニングをするのですが、私がたまたまその場面を見てしまったんです。  アシスタントとして、これは注意すべきか...と思っている所に、その女の子は私が後ろから犯行現場を見たことに気づいて、私に思いっきりガンを飛ばしてきました。  まるで、「先生に言ったら痛い目にあうわよ!」って感じの、それはそれは恐ろしい眼差しでした。  きっと女ギャングのボスみたいな子だったのではないかと思う。  私は後で先生に告げ口しましたけど、アシスタント ティーチャー、すっかり舐められてましたね。    

まあ、アメリカにもあるんですね、イジメ。  しかも社会人でもあると言うんですから驚きです。  意地悪上司のお茶に雑巾の絞り汁と言うのはないでしょうけど。  良く考えて見るとあれがイジメかな?と言う事はあるのですが、イジメと言うよりはその人の事が嫌いだから、意見に反対するとか、味方をしないとか、日本人から見るとイジメに見えないかも知れませんね。  しかも、集団で村八分のような事をしないので余計に分らないです。   でも、心が傷つくと言う意味では、日本とアメリカのイジメはどっちもどっちと言う感じがしますが、大きな違いはアメリカ人は日本人よりも敏感ではないと言うこと。  少々悪口を言われても「I don't care / 気にしない」と深く考えない所があります。  日本の人は傷つき安いから、真剣に悩む。  これがストレスになって、最悪の場合に自殺ってな事になるんだと思う。  その辺アメリカ人に真似て、「人は人、私は私」と割り切って考え込まないで、もう少し強くなること。  そうすると、イジメがイジメにならなくなるような気がするのですが、どうでしょうか?  少なくとも、アメリカでイジメがあっても、アメリカ人はイジメが原因で自殺をしたりはしませんよ。  

 http://news.yahoo.com/s/space/20061031/sc_space/studyofficebulliescreateworkplacewarzone
読んだ記事です。         

1 Comments:

Blogger ~cupcake~ said...

hi. your posts fascinate me.
?????????????????????????????????????????????
:o)

10:37 AM  

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