Gody's Diary

Wednesday, August 30, 2006

住みたいところが見つかった旅 (最後に)

風邪だけはひかない健康体だけが唯一の自慢だったのに、夏風邪をこじらせてしまいまして、手抜きというのはどうかと思いましたが、今回は約束していました、このカリフォルニアの旅で行ったレストランとホテルの情報をポストします。 サンフランで行ったレストランも新たに追加してますので、最後まで読んでくださいね。

まず、Part 1 で話したイタリアンレストランから。

IL Fornaio / 301 N. Beverly Dr. Beverly Hills  (310)550-8330

ディナーを頂いたイタリアンレストランです。 (地球の歩き方に載っている)
こちらは11時まで開いている。夜遅くなった時にこれぐらい遅くまで開いていると助かる。
お奨めコースがありましたが、ウエイターによると、お値段が高いし、シェフのその日の気分と、その日ある食材で、メニューは決められるので、これはお奨めしないと言っていました。だから、友人と私はシーフードのトマトソースパスタと、サーモンクリームパスタを頼みました。どちらもとても美味しかったです。

お昼に行ったイタリアンは...

Barefoot Cafe / 8722 3rd. St. LA 90048  (310)276-6223

ここは運転中に目の前を通った時に雰囲気で決めて入りましたが、とても美味しかったです。お昼にテラスで食べるならこのイタリアンが合っている感じがしました。
私はシーフードぺペロンチーノ。大きなえびが何匹も入っていました。全然辛くないぺペロンでした。友人の方はボンゴレパスタ。あと二人で前菜としてクラブケーキ(蟹のハンバーグ)をオーダーしました。これも本場メリーランド州のクラブケーキには負けますが、なかなか美味しかったですよ。 場所はKitson近くで、ロバートソン通りとハーメル(Hamel)通りの間の3rd St. にあります。 Kitsonから歩いて行けます。

Part 3 で話したレストランは....

Mr. Chow / 344 N. Camden Dr. Beverly Hills.  (310) 278-9911

ランチとして食べた高級チャイニーズレストラン (地球の歩き方に載っている)
ここでお任せコースをお奨めします。 出るもの全部美味しいです。 
ロデオドライブで買い物途中に歩いて行けます。 ロデオから1部ロック西隣にあります。

Ruth's Chris Steak House / 224 S. Beverly Dr. Beverly Hills.  (310)859-8744

http://www.ruthschris.com/steak/steak.html
ここではPetite Filet (小さいサイズのひれ肉)を頼みました。詳しくは(Part3)の日記を読んでください。

日記に書いていなかったサンフランシスコのレストラン

Scoma's / Pier 47 Al Scoma Way (ジェファソン通りから港に向かって歩くとある) 
(415)771-4383  

www.scomas.com
ここはサンフランシスコのローカルマガジンに"観光客の人気ナンバーワンレストラン"と紹介されているのを読んで即決して行って来ました。 前菜にはSHRIMP COCKTAIL (冷たいえびのカクテルソース付け)と、CALAMARI FRITTI (イカのから揚げ)を。 これが絶品でした。 
メインはAGED PRIME FILET MIGNON AND WESTERN AUSTRALIAN LOBSTER TAIL...と言うロブスターとステーキのセットを友人と分けました。 ステーキはRuth'sの後だったので、負けてましたね。ロブスターだけにしておけばよかったなと思いました。 だから、ステーキはお奨めしません。

京屋 / 2 New Montgomery St. (パレスホテル1階)  (415)546-5090 

(地球の歩き方に載っている)
旅の途中日本食が恋しくなったけど、日本では味わえないアメリカにある日本食ならではを楽しみたい人にお奨め。 懐石料理あり。 まき寿司のスパイシーソース系が気に入りました。あと、鳥の手羽先のピリカラから揚げが最高に美味しかったです。辛さが後からじわじわとやってくるのですが、辛い物オーケーな私には「何が?」と言う感じの辛さでしたが、友人には耐えられない辛さだったようです。あとは適当に握りを頼みました。 スタッフも日本人でしたので、英語が苦手な方には安心です。

あとサンフランシスコのホテルは Executive Hotel Vintage Court Union Square と言うマイナーな2週ホテルですが、値段の安さと部屋の綺麗さで決めました。 日本の方が好むダブルベット(ツイン)はありません。アメリカ国内旅行では欠かせないExpediaでサーチして見つけたホテルです。
http://www.expedia.com/pub/agent.dll?qscr=htwv&from=m&stat=1&khst=1&locn=sfo&date1=8/31/2006&date2=9/1/2006&cadu1=2&crom=1&rfrr=-905&&zz=1156969503909

↑開けて下のほうにこのホテルが載っています。そこにVisual Tourと言うのがあって、それをクリックして、その中のStandard Roomをクリックすると、一度私が乗せた写真と同じ部屋が、360度の角度で見る事ができます。朝食はついていません。 お部屋は綺麗で、こじんまりしたコテージ感覚のデザインでした。値段だけ高い有名で、部屋のデザインが遅れているホテルよりは全然ましでしたよ。

カリフォルニア、ロスとサンフランへご旅行予定の方の参考になれば、これ幸いです。パッケージツアーなどでレストランやホテルが決まっている場合でも、自由行動の日にこのうちのレストランのどれかに行かれて見て下さい。 皆さんにとってどれが聞こえが良さそうでしたか?

上の写真は撮った自分で言うのもなんですが、見とれてしまうほどビューティフルでダイナミックなフォトに仕上がった、サンフランシスコの観光名所" Palace of Fine Arts "です。1915年の万博の為に作られたパテオン神殿風建築です。

Tuesday, August 22, 2006

やっぱり気になるJonBenet事件

先週からアメリカでは、JonBenet(ジョンベネ)ちゃん事件の話題で持ちきりだ。 何てったって迷宮入りとまで言われた事件の犯人(自供)が捕まったのだから。 しかも殺されたJonBenetは子供ながらに、キュートでセクシーと言われるルックスで、有名になった元子供版 アメリカン ビューティークイーン だったからだ。ステージのショーなんかでお金を稼いでいた、立派な子役?芸能人みたいなものだった。 この事件は、私にとっても忘れがたく、昨日の事のように思い出される。 事件はおよそ10年前の1996年の12月に起こった。ちょうど私がアメリカに来て3年が経って、英語でのコミュニケーションがスムーズに行き始めた頃だった。 だからニュースを見てても、説明されるほとんどの事が理解出来て、ちょうどニュースを見るのが楽しくなって来た頃だった。 そして、大学の英語のクラスの宿題で、ニュースを見る/読む、その説明と感想を論文風に書くと言うのがあった。 ちょうどその頃、この事件は起こった。 私はこの事件を書きはしなかったけど、クラスメイトの何人かが書いていたので、もちろん何度もこの事件のストーリーを聞かされたから、記憶に鮮明と残っている。 ニュースにも、本当に良く出ていた。

先週、JonBenet事件の容疑者逮捕が、トップニュースとして報道された時に、タイで拘束された容疑者が映し出されたその顔を見て、"間違いない"って思った。 見るからに虚ろな目、社会的に奇妙だとされる性格、そして子供に対して異常な興味を持っていそう、と言うのが一目で分かった。 これを見てから、この事件が気になって、気になってしょうがない。 私はアメリカの大学で、卒業はまだしていないが、一応、犯罪学を専攻としている。 だから、事件を見て勝手にプロファイリングしてしまう癖がある。 犯罪学を選んだのには訳がある。 それは、昔から私自身、勘(第六感的なもの)がものすごく鋭いのだ。 真実は分からないにしても、ウソを吐いているなぁ...って言うのはたいがい分かる。 町を歩いていても"この人は危険"って言うのも予期できる。 だから、これは生まれながらに授かった、私のタレント(talent=才能)だと思うので、それを生かすのに犯罪学を取って、犯罪の探偵になるしかない...と思ったからだ。 だから、タイで逮捕されたJohn Karr容疑者に対して、私の勘につながるアンテナがアブノーマル人間だと、ピンピンピーン!っと反応したのだった。

はじめの報道でKarr容疑者は「JonBenetが死んだのはアクシデントだった」とか、「私はJonBenetを愛していた」とか、奇妙な発言をしてはいたけど、まだ、彼自身がよく分からなかった。 だけど、この一週間にKarr容疑者の生い立ち、職歴、性格が徐々に明るみになると、異常愛者ではあるけれど、残酷な殺し方ができる人ではないという気がしてきた。 その部分に対する私のアンテナが立ち上がらないのだ。 ニュースでもKarrの元ご婦人がアリバイがあると訴えている。 では、一緒に考えて見てください、Karr容疑者の性格と事件とのつながりを...

JonBenetちゃんは両親が、近所のクリスマスパーティーに、ちょっと顔を出している間にレイプされて、殴られて頭をコンクリートの床に打ち付けられて、頭蓋骨の一部が砕けていた。 ペンキ用の筆を、両端に滑り止めとして結んだナイロンのコードで、ゆっくりと首を絞め付けられた痕があった。 そして、口の横と、後ろ下半身2箇所には、スタンガンが使われた痕が残っていた。 小さな子供だから首を絞めただけで、簡単に死んでしまう、にも関わらず、大の大人が必要以上の手を加えて殺害していることになる。 この殺し方は尋常ではない。 そんな事ができる人間が実際にいるのだ。

Karr容疑者はおじいさん夫婦に育てられた。 たぶん両親と暮らした事はないと言うこと。 彼には離婚暦が2度ある。 1度目の離婚は若かったゆえの理由だと思う。 でも、2度目の離婚(3人子供を授かった)は、子供を性の対象としたビデオ(チャイルドポルノ)を持っている所を、元妻に見つかってしまった為に離婚となった。 JonBenetちゃんの事件は離婚する前に起こった。 元妻はKarrがJonBenetの事件に関してかなりの関心を示していたと記憶している。 どちらの夫婦間にも暴力はなかった。 それ以外にも、Polly Klaas (12歳)の殺人事件に関しても、興味を示してしたらしく、Pollyを殺した犯人(刑務所にいる)に手紙を送ったりして、コンタクトを取っていたらしい。 マイケルジャクソンに対しても、かなり共感していたらしく、彼自身も「自分は子供に好かれる。子供によっては、彼らの両親になつくよりも、自分になつく事がよくある」と言っている。 教師の仕事はまじめにしていたらしい。 Karrは今回の事件についてコロラド大学の教授に、"自分がやった"と言う内容のEmailを4年間に渡り送りつづけていたらしい。

で、私が思うのは、おじいさん/おばあさんに育てられた子供と言うのは、たいがいやさしい心を持つ人が多いということ。 孫を可愛がらないおじいさん/おばあさんはいない。 そんな愛情をたっぷり受けて育った人に、残虐な行為などできるだろうか? マイケルジャクソンに対する同情も、きっと子供が好きで、好きでたまらない気持ちが分かるからだろう。 彼らの好きは異常なほど好きにあたるので、ただ可愛いから好きなんだったら、一般市民が共感できること。 だけど、愛してしまうほど好きなのだから、異常な人とされる。 マイケルにしても、Karrにしても、子供を恋愛の対象にしてはいるが、殺すほど残酷な人だとは思えないのだ。   結婚生活でも暴力はなかった。 本当にヴァイオレンス癖がある人だったら、とっくに妻に対して暴力を振るっていただろう。 私はKarrは精神が病んだかわいそうな男と見える。 きっと、事件をテレビでみて、本でも読んで彼の中でこのストーリーをファンタサイズ(愛するJonBenetとの波乱の恋愛を空想してみた)したのではないかと。 そのうちその妄想が本当に起こってしまったと、記憶されたのではないかと思えてならない。 みなさんはどう思いますか?

Wednesday, August 16, 2006

住みたいところが見つかった旅 (Part 4)

.....で、いったいどこに住みたいかと言うと、今回の旅の最後に行って来たサンフランシスコです。私が今までアメリカで住むならランキングの1位に選んでいた所はフロリダだった。私は日本の瀬戸内海で育っているので、住みたい所は、海が近いと言うのが絶対の条件に入っているから、フロリダはその点合格だ。 しかも、アメリカの中での唯一の亜熱帯に入るフロリダは、日本とそんなに変わらないと思うほど湿度が高い。それプラス温度も高い。でも、ジメジメサマーには慣れているので、私にとってはそんな事は全然問題ない。しかも、亜熱帯だけあって、フロリダに住む野生動物も、ジャングルにいるようなカラフルな生き物も多くいる。ちょっと怖いけどワニもいる。

フロリダの中でも、マイアミの方まで南下すると、住宅は手が出ないほど高くなる。でも、マイアミのようなリゾートに住みたい訳ではなくて、もっと北の田舎の方に住みたいのだ。同じく海が近いカリフォルニアのサンディエゴに今住んでいるけど、海が近いわりには「塩」を感じない。体が塩気を感じないし、匂いも塩らしくないのだ。その点フロリダは海が見えなくても、海は近いなって分かるほど、塩気が体感できる。私にとっては「これこれ...」と、懐かしさから、本当にホームタウンに帰って来た気分になる。田舎というのも大きなプラス。アメリカはたいがい海の近くに大都会があるか、リゾートがある。 だから、無論海の近くに家を買うなんて到底できない。日本は結構海の近くって田舎だったりして、住んでる人って言うと漁師さんたちぐらいだから、海が見える家に住むってのも可能だ。そこら辺もフロリダと似ている。フロリダはほとんどが田舎だ。しかも、定年したお年よりが多く住む。

住みたいところ第2位はテキサス(ダレス)。テキサスは前から人に色々聞いて、テキサスの人はいい人が多いと言うイメージがある。 しかも、女性の私にとって嬉しいのは、テキサスの男性はアメリカ一、レディーファーストであると言うこと。もちろん変な人もいるだろうけど、平均値は高いこと間違いない。ダレスには以前ちょっと立ち寄った事が合ったので、どういう所か実際に見てきたから、ここなら住めると思った。テキサスにありがちな砂漠、どこを見ても、地平線に砂漠しかない...と言った所ではないダレスは、ダウンタウンから離れて所にいいポイントがある。都会からはなれた場所だけど、田舎過ぎず、都会過ぎずで、買い物にも十分に困らないぐらい物が充実している。ちょうどインターステイト10号線(20号線と続いている)沿いだ。海が近くないところは、利便性と住む人の人柄を重視したいので、テキサスダレスは合格だ。

でも今回サンフランシスコに行って、この場所が第一位に輝いてしまったので、フロリダは今は第二位に繰り下げだ。私はまだ若いので、年を重ねて、結婚もして、子供が生まれて、育てる場所を考えなければならなくなったら、フロリダに引っ越そう。それまでの若い稼ぎ盛りの次期をサンフランシスコで過ごそうと計画を建てている。実行まで一、二年かかりそうだけど、本当にやるのが私なのだ。で、サンフランシスコの魅力とは何だったのか...と言うといくつかある。

 第一印象で感じた事は、まず、都会らしい都会であると言うこと。 ここに来て思ったのは、サンフランは第二のニューヨークだ。 アメリカにはいくつも大都会があるけど、都会な割りには、どこに行くにも車で移動しなくてはならない。 買い物に車でとなると、私にとってはその場所は都会ではなくなる。サンフラン(ダウンタウン)は車がなくても、バスか電車もあるし、坂道大変だけど歩いたって良さそうだ。 路面電車があるのも、広島育ちの私には懐かしくてビッグプラス++だ(お値段ちょっと高すぎ)。 それから、建物がヨーロピアン風だったり、色もパステルカラーの建物が多くて、とてもチャーミングでいい。 古い建物も多いみたいで、ニューヨークのようにビルの外側に非常階段が取り付けてある。 それから、住んでいる人がビューティフルだ。 なんか、サンディゴの気性の荒い人たちばかりを見ているからか、都会に住む人ならではが持つ、洗練された雰囲気が感じられた。 これはニューヨークでも、ボストンでも、ワシントンDCでも見る事ができる。 給料のいい仕事がたくさんある=(イコール) 学歴も高い洗練された(Sophisticated) 人たちが多くいる、という事になる。そして、海が近い。 サンフランはビーチがあるのではなくて、船着き場がある港町なんだ。 だから私が育った瀬戸内海と同じ、礒の香りがすごする。 カモメも多く飛んでいた。 Pierと言う船が着く港には、新鮮魚介類が市場で売っている。 これはうれしい。 夏の昼間は暖かいけど、夜が非常に寒い。 夏と冬が一気にやって来たのかと思うほど、その温度差は天地と変わる。 でも、ニューヨークの冬ほど冷たくはならないだろうから、冬も気合で乗り越えられそうだ。

 とにかく、陸も海もすばらしいし、海に光る日の出も美しいし、霧深い日暮れも、港町の雰囲気にひと味加えたようなエッセンスとなって、これまたアメイジングだった。 こんなサンフランシスコをどうして住まないでいられます? サンフランのワンダフルポイントは次回またご紹介します。

カメラを忘れたので、今回はインターネットから見つけてきた写真をコピペします。

Thursday, August 10, 2006

経済状況に追いつけない

住みたいところが見つかった旅シリーズを今日は休憩して、今週のオンラインニューズウィークに載っていた記事について、思うところがあったので書いてみよう。記事の内容はアメリカ中産階級層の借金事情についてだった。 興味をそそられたのはやっぱり私にも借金はある。一時期生活が非常に苦しくて、借金が一気に増えたことがある。

ちょうど2001年の9月11日(ナインイレブン)の飛行機テロがあった後だった。私が当時働いていた会社もテロの影響をひどく受けた。まず、会社員の私は週休2日から、週休3日にさせられた。 もちろん、お給料もそれなりに減らされた。 私は当時その会社の中では一番の新入りだったので、お給料も初任給で安かった。そのお給料でも普通に暮らすのが大変だった。そんな中、一ヶ月の給料が減らされたものだから、人並みの生活をするなんて到底かなわぬ夢な状態だったし、毎月の生活にかかる全ての支払い(家賃/光熱費/食費)をやりくりするのが大変だった。食費や洗濯にかかるランドリー費、交通費、ガソリンなどは全てクレジットカードで支払っていた。私が働いていたその会社は社長が日本人なので、当然お給料も月に一度。**アメリカでは週に1度か、2週間に1度が普通** 

まず、お給料をもらって家賃と光熱費、車のローンを支払う。それだけで既に4分の3が出て行った。残りは食費や生活に必要なもの(ガソリン/ランドリー代含む)の支払いなんだけど、お給料の残りの4分の1でまかなえるはずがなかった。支払える分は支払ったけど、残りは「お給料が元に戻った時に払えるわね」と後伸ばしになっていた。減給も1年ほど続いたので、気が付いた時は2400ドルも"後回し"のつけがたまっていたし、その上歯の治療に2000ドルを取られて、合計4400ドル。まで膨れ上がった。車のローンも入れると19400ドルになる。 こんなに借金を人生で作ったことがなかった私は、何だかこの先私の人生どうなって行くんだろうと不安になって、怖くて仕方がなかった。

今思うと、私のボスは私を首にするよりも減給で繋ぎ止めていたんだけど、そうではなくて、初めから首にしてもらっていた方がよっぽど良かったなと。減給の間アルバイトも考えたけど、週に3日だけ来てくださいって言うアルバイト先は見つからなかった。夜レストランで...とも思ったけど、仕事が遅くなったときは、アルバイトの為に早退(5時キッカリ)させてくれるボスではなかったから、夜もむり。となると、結局我慢するしかなかった。会社を辞めようかな....と思った時に限ってボスが「もうそろそろ(ビジネスが)戻りそうだな」と期待させる。それの繰り返しだった。あ~、私はなんてバカだったんだろう!

ニューズウィークの記事を読んで、これは私だけに起こる事ではないと言うのがわかる。中産階級層は皆同じように借金を抱えている。記事によると、アメリカ人は自分たたちが稼ぐよりも多くの借金を抱えていると注意している(支払える額をはるかに超える金額を借りている)。連邦準備制度理事会によるとアメリカ人の借金は史上最高の2.17Trillionドル(200兆円上回る)になる。準理事会はこの2年間に住宅ローンの利息を上げつづけて、住宅マーケットのスロー化を計ろうと試みていた。にもかかわらず、アメリカ人は高利息で借金をしてまで家を買いつづけた。だから今支払いが出来なくなって、家を売りに出している人が多くいる。アメリカ市民の借金の原因に中産階級層の出遅れがある。出遅れと言うのは、ここ5年で平均の給料が下がったにもかかわらず、大学の学費、医療費、ガソリン、クレジットカードやその他の住宅ローンなどの利息などは上がりつづけた。当然お給料で支払いをまかなえなくなるし、それに追いつく事ができない...と言う意味。私のパターンと同じだ。でも破産申告をしたい人なんてどこにいる? 家族の誰かを働きに出せばいいっていっても、このアメリカでは男女は皆働く。 
ニューズウィークで提案していたのはローンの支払いの利息についてもっと勉強をする事によって、利息を安く支払う事ができたりするのでそれをする。それと、給料を上げる。 どうやって? 会社はお給料を上げるお金はあるはず。 でも、簡単に上げてくれるはずがない。そう言う場合は社員がユニオン(労働組合)に加入する。労働条件は厳しくなるが、会社はお給料を上げずにはいられなくなる。....と言う事だった。 うーん、日経企業に勤める私には出来ないな。私が今後悔していることは、私がもう少し若ければアメリカの軍で働きたかった。なんと言っても軍の手当てが最高にいい。これに付いては今度書きます。 私は一度アメリカ市民権をりようして、陸軍の入団テストを受けた事がある。もちろん学費を軍に払ってもらえるって言う事が魅力だったので、それ狙い。日本で育った私には英語のテストをパスする事はできなかった。あ~残念。

働けど、働けどなお我暮らし楽にならさりじっと手をみる.....何処かで聞いたことのある詩がぴったりのアメリカンな私でした。皆さんはどう生活をやりくりしてますか?

Thursday, August 03, 2006

住みたいところが見つかった旅 (Part 3)

ロスアンジェルスのテーマパークで遊んでいる間でも、美味しいものを食べに行きましたよ。テーマパーク内に美味しいレストランはなさそうだったので、ファーストフードのハンバーガーで済ませましたが、 ユニバーサルスタジオに行く前のランチ(随分と遅い出発)と、シックスフラッグス帰りのディナーはどちらも人気があるレストランで楽しみました。

ランチは地球の歩き方?に載っていたMr. Chow(ミスターチャウ)と言う高級チャイニーズへ。カジュアルな服装で入れるのがうれしい。レストランはロデオドライブの1本西隣のカムデンドライブ(Camden Dr.)にある。レストランに入って待てども、待てどもメニューを持って来てくれない。勝手に出てくるのかなぁ?とも思ったのだけど、テーマパークに行く予定の私たちにはゆっくり待っている時間などなかった。隣に座っていたご婦人2人は、何度もこのレストランに来た事があると連れの人に話しているのが聞こえた私は、その人にメニューなどないのか聞いてみた。するとご婦人いわく、彼女は何度も来てるからメニューなしでお気に入りだけを頼んでいたのだった。だからメニューはある。しばらくメニューを見ても、いったいどれが美味しいのか判断できずにいた。でも隣のご夫人が、出される料理はずべて美味しいからウェイトレスにお任せを頼んだらいい。とアドバイスをくれたので、ウェイターにRecommended Course(レストランチョイス)を頼んで見た。周りの客を見て見ると、何だか皆同じような物を食べていたので、客のほとんどがレストランチョイスを食べているようだった。そして、私たちにも同じ物が運ばれてきた。やっぱりここはレストランのお奨めに従って正解だったようだ。出てくるもの全てが美味しい。その中で一番美味しかったのは、一番最初に出てきた丸くきったレタスに鳥のそぼろ風な物と、野菜のみじん切りが一緒になった物を巻いて食べる前菜が絶品だった。あとチャイニーズなのになぜかカレーが出て来た。味はインド風でなかなか美味しかったです。カニのさつま揚げ風フライも絶品だった。もし皆さんが行かれる事があれば、メニューを見て一つ一つ頼むのもいいけど、まずい物は一つもないので、行った時はレストラン自慢のメニューからチョイスされたお任せコースをお奨めします。

もう一つディナーで行ったのは、全米各地の都市には必ずある有名ステーキレストラン Ruth's Chris Steak House (ルースクリス ステーキ ハウス)。アメリカにはもう一つ全米各都市にあるステーキハウスがある。それは Morton's of Chicago (モートンズ オブ シカゴ)だ。著名人や大統領なども行く有名レストランだ。この二つは値段的にも味的にもどっこいといった感じなので、今回はビバリーヒルズ近くで行けるルースクリスへ。 ここでは小さいサイズのフィレ肉のステーキと食べたいベジタブルを頼んだ。小さいとは言っても日本人には大きすぎるジャイアントサイズで、十分お腹いっぱいになる。レストランでいつもやってしまいがちなのが、始めに出てくるパンをたくさん食べてしまうこと。お腹がすいているので、ステーキが出てくるまで何も食べずに待っていられない私は、パンをついつい多く食べてしまって、後で出てくるステーキがちょっとしか食べれなくなってしまう。パンはお変わり自由だから...って貧乏癖が出てしまうんだな。普段なら食べられなかった物はお持ち帰りにして、次の日のランチとして食べる事ができる。だけどホテル泊まりの観光客の私たちは、持って帰ったところで次の日も食べられない。だから、皆さんにお奨めするのは、お肉はそれぞれ注文して、ポテトと野菜をそれぞれ一つ頼んで、2人で分けて食べればいい。私たちはお肉それぞれ一つ、野菜2皿(アスパラとほうれん草)、ポテトもそれぞれ2皿(フライドポテトとベークドポテト)、とワインだったので、とてもじゃないけど全部食べられなかった。私的にはお肉は美味しいと思った。友人のほうは「やっぱりお肉は日本だね」と言っていた。確かに日本のステーキは脂身がたっぷり乗った柔らかジューシーステーキが一般的。でも、アメリカのステーキは油を省く。(ま、脂肪がないのは、牛が食べている餌が原因らしいが...)だから安いレストランのステーキはパサパサしている。でも高級ルースのステーキは脂身がないお肉を最大限まで柔らかくしている。脂肪が少ないなんて、何てヘルシー。 そんなステーキだからコレステロールを心配している人でも、たまには食べてもいいはずだ。アメリカでは日本のジューシー霜降りステーキを忘れて、脂肪分が低いアメリカならではのステーキを楽しんでほしい。味はお醤油なしでも全然美味しいですが、一応お醤油を頼むと持ってきてくれます。

つづく...

食べた物の写真がないので、今回はサンフランシスコのベイエリアの一枚を。

Tuesday, August 01, 2006

住みたいところが見つかった旅 (Part 2)

そして、やはりロスアンジェルスで遊ぶと言うとテーマパークだ。ディズニーランドや、ユニバーサルスタジオ、ノッツ、シックスフラッグス、などなど。ディスニーランドはあんまり面白くない。どうせ行くんならディズニーワールドへ行きたい。だから今回は絶叫系コースターが揃う「シックスフラッグス」へ行ってきた。友人がコースターが嫌いだったら行けなかったけど、全然オーケーと言う事だったので、全部乗れそうだ。

以前日本から他の友人が来た時にもシックスフラッグスへ連れて行った。コースターは大丈夫なはずだったのだけど、その日一番初めに乗ったサイクロン(Psyclone)って言うローラーコースターは、見た目が基本的というか、伝統的なシンプルなコースターだったので、それに乗ってみたのが悪かった。これは最近の絶叫系には必ずついてくる脇を固める安全装置が付いていなくて、昔ながらの横長の握り棒が手前についているだけの、見た目おもちゃコースターだった。 半分馬鹿にした気分で乗ったのだけど、これが非常に怖かった。あるポイントで体がフワッと浮くところがあった。体の大きいアメリカ人なら何ともなかったのだろうけど、体の小さい日本人グループの私たちは皆見事に宙に浮いた。私は体がコースターから飛び出して、下に落ちてしまうのではないかと一瞬不安がよぎった。これに一番初めに乗って恐怖を味わってしまったので、この後どのコースターに乗るのも怖くて仕方なかった。子供でも乗れるような乗り物をあえて選んで乗っていた。最後あたりに忍者と言うコースターに乗って、やっと怖いと言う気持ちが取り除かれた。絶叫系ではあるが、安全装置が脇にしっかり固定されているので、その安心感からか以外にスリリングを楽しめた。そのあと脇固定のバットマンにのった。それも楽しかった。その体験から、今回はサイクロンには乗らず、残りの絶叫系は、ほぼ全部乗った。最新の龍 (Tatsu) が最高に面白かった。

シックスフラッグス マジックマウンテン http://www.sixflags.com/parks/magicmountain/index.asp

それから、他の日に行った事がなかったユニバーサルスタジオへ行ってきた。この日も気温が40度近くで暑かったので、ちょっと高いがどのアトラクションにも早く乗れるパスを買って、ほとんど並ばずにどこも入れた。マミー(Mummy)と言うコースターがシックスフラッグズで乗ったコースターのようにスリリングで楽しかった。シックスフラッグズでもたまにあるのだけど、乗り物を乗っているときに写真を勝手に取られている。それを乗り物から降りたところで売っているのだけど、どうしてもカメラ目線でポーズを決めたかった私と友人は、パスを持っていると言う利点を利用して、普通の人たちが30分かけて並んでいるのを横目に、その30分の間に5回は乗った。カメラがどこにあってどの瞬間取られるのかがわかった私たちは、ここぞのシャッターチャンスでポーズをとった。コースターがものすごい速さで進む中でのポージングは少々難しかった。何度もカメラ目線が気に食わなかった私たちは、何度か乗りなおして、取り直してやっと納得できるポージングに仕上がったので、それを買って帰った。

つづく

**上の写真はテーマパークで写真をとらなかったので、サンフランシスコで泊まったホテルを。