Gody's Diary

Tuesday, August 22, 2006

やっぱり気になるJonBenet事件

先週からアメリカでは、JonBenet(ジョンベネ)ちゃん事件の話題で持ちきりだ。 何てったって迷宮入りとまで言われた事件の犯人(自供)が捕まったのだから。 しかも殺されたJonBenetは子供ながらに、キュートでセクシーと言われるルックスで、有名になった元子供版 アメリカン ビューティークイーン だったからだ。ステージのショーなんかでお金を稼いでいた、立派な子役?芸能人みたいなものだった。 この事件は、私にとっても忘れがたく、昨日の事のように思い出される。 事件はおよそ10年前の1996年の12月に起こった。ちょうど私がアメリカに来て3年が経って、英語でのコミュニケーションがスムーズに行き始めた頃だった。 だからニュースを見てても、説明されるほとんどの事が理解出来て、ちょうどニュースを見るのが楽しくなって来た頃だった。 そして、大学の英語のクラスの宿題で、ニュースを見る/読む、その説明と感想を論文風に書くと言うのがあった。 ちょうどその頃、この事件は起こった。 私はこの事件を書きはしなかったけど、クラスメイトの何人かが書いていたので、もちろん何度もこの事件のストーリーを聞かされたから、記憶に鮮明と残っている。 ニュースにも、本当に良く出ていた。

先週、JonBenet事件の容疑者逮捕が、トップニュースとして報道された時に、タイで拘束された容疑者が映し出されたその顔を見て、"間違いない"って思った。 見るからに虚ろな目、社会的に奇妙だとされる性格、そして子供に対して異常な興味を持っていそう、と言うのが一目で分かった。 これを見てから、この事件が気になって、気になってしょうがない。 私はアメリカの大学で、卒業はまだしていないが、一応、犯罪学を専攻としている。 だから、事件を見て勝手にプロファイリングしてしまう癖がある。 犯罪学を選んだのには訳がある。 それは、昔から私自身、勘(第六感的なもの)がものすごく鋭いのだ。 真実は分からないにしても、ウソを吐いているなぁ...って言うのはたいがい分かる。 町を歩いていても"この人は危険"って言うのも予期できる。 だから、これは生まれながらに授かった、私のタレント(talent=才能)だと思うので、それを生かすのに犯罪学を取って、犯罪の探偵になるしかない...と思ったからだ。 だから、タイで逮捕されたJohn Karr容疑者に対して、私の勘につながるアンテナがアブノーマル人間だと、ピンピンピーン!っと反応したのだった。

はじめの報道でKarr容疑者は「JonBenetが死んだのはアクシデントだった」とか、「私はJonBenetを愛していた」とか、奇妙な発言をしてはいたけど、まだ、彼自身がよく分からなかった。 だけど、この一週間にKarr容疑者の生い立ち、職歴、性格が徐々に明るみになると、異常愛者ではあるけれど、残酷な殺し方ができる人ではないという気がしてきた。 その部分に対する私のアンテナが立ち上がらないのだ。 ニュースでもKarrの元ご婦人がアリバイがあると訴えている。 では、一緒に考えて見てください、Karr容疑者の性格と事件とのつながりを...

JonBenetちゃんは両親が、近所のクリスマスパーティーに、ちょっと顔を出している間にレイプされて、殴られて頭をコンクリートの床に打ち付けられて、頭蓋骨の一部が砕けていた。 ペンキ用の筆を、両端に滑り止めとして結んだナイロンのコードで、ゆっくりと首を絞め付けられた痕があった。 そして、口の横と、後ろ下半身2箇所には、スタンガンが使われた痕が残っていた。 小さな子供だから首を絞めただけで、簡単に死んでしまう、にも関わらず、大の大人が必要以上の手を加えて殺害していることになる。 この殺し方は尋常ではない。 そんな事ができる人間が実際にいるのだ。

Karr容疑者はおじいさん夫婦に育てられた。 たぶん両親と暮らした事はないと言うこと。 彼には離婚暦が2度ある。 1度目の離婚は若かったゆえの理由だと思う。 でも、2度目の離婚(3人子供を授かった)は、子供を性の対象としたビデオ(チャイルドポルノ)を持っている所を、元妻に見つかってしまった為に離婚となった。 JonBenetちゃんの事件は離婚する前に起こった。 元妻はKarrがJonBenetの事件に関してかなりの関心を示していたと記憶している。 どちらの夫婦間にも暴力はなかった。 それ以外にも、Polly Klaas (12歳)の殺人事件に関しても、興味を示してしたらしく、Pollyを殺した犯人(刑務所にいる)に手紙を送ったりして、コンタクトを取っていたらしい。 マイケルジャクソンに対しても、かなり共感していたらしく、彼自身も「自分は子供に好かれる。子供によっては、彼らの両親になつくよりも、自分になつく事がよくある」と言っている。 教師の仕事はまじめにしていたらしい。 Karrは今回の事件についてコロラド大学の教授に、"自分がやった"と言う内容のEmailを4年間に渡り送りつづけていたらしい。

で、私が思うのは、おじいさん/おばあさんに育てられた子供と言うのは、たいがいやさしい心を持つ人が多いということ。 孫を可愛がらないおじいさん/おばあさんはいない。 そんな愛情をたっぷり受けて育った人に、残虐な行為などできるだろうか? マイケルジャクソンに対する同情も、きっと子供が好きで、好きでたまらない気持ちが分かるからだろう。 彼らの好きは異常なほど好きにあたるので、ただ可愛いから好きなんだったら、一般市民が共感できること。 だけど、愛してしまうほど好きなのだから、異常な人とされる。 マイケルにしても、Karrにしても、子供を恋愛の対象にしてはいるが、殺すほど残酷な人だとは思えないのだ。   結婚生活でも暴力はなかった。 本当にヴァイオレンス癖がある人だったら、とっくに妻に対して暴力を振るっていただろう。 私はKarrは精神が病んだかわいそうな男と見える。 きっと、事件をテレビでみて、本でも読んで彼の中でこのストーリーをファンタサイズ(愛するJonBenetとの波乱の恋愛を空想してみた)したのではないかと。 そのうちその妄想が本当に起こってしまったと、記憶されたのではないかと思えてならない。 みなさんはどう思いますか?

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