Gody's Diary

Wednesday, June 21, 2006

サメ観光

まず、お知らせがあります。「誰か私のお母さんになって下さい」と言う過去ログで、タイガーウッドの両親が白人と書きましたが、まったくの人違いだったようです。ちょうど週末の父の日のニュースに、彼の亡くなった父親に関しての映像がでました。映っていた父親は思いっきり黒人さんで、本当の親御さんでした。私がテレビで見た家族は、ウッドファミリーではなかったようです。紛らわしくてごめんなさい。それから、今週に入り、ありがたいことに、仕事のほうが忙しくなってきましたが、一方で週に2回ブログをアップすると言う私のノルマが達成できそうにありません。...ですが、暇な隙を見つけて、興味ある記事を、今回はオンラインで見つけたので、これを紹介しましょう。

タイトルにあるように「サメ観光」についてです。この記事は人気番組"60 Minutes" (60分)と言うドキュメンタリー番組のウェブページで紹介してあったものです。これによると、最近ではサメを見る「サメ観光」が、観光客の人気を得ているんだとか。私も海の生き物に関するテレビ番組で見たことがあります。この場合は観光客ではなく、テレビ番組のスタッフとインストラクターが檻の中に入り、その檻ごとテレビカメラとスタッフを海の中に沈めて、サメを餌でおびき寄せて、テレビにサメが映るように仕向けた、ちょっとしたトリック演出でした。でも、神秘な海の世界で生きる、これまた神秘な生き物のサメを見れるとあって、結構視聴率稼いだりする番組なんです。 今回、60Min.で問題視していたのは、サメによるアタック(攻撃)が増えているので、「サメ観光」は危険な行為ではないかと言う事でした。サメによるアタックはこの2年間で6件。このうち死者が出たのは3件。死者の内2人は、サメによって丸飲みされたらしい。(丸飲みされるのはとても珍しいそうです) 3件のアタックはフロリダで起こっています。いずれも「サメ観光」で亡くなったわけではない。

アタック被害者のCraig Bovim (クレイグ ボビン)さんは、ダイビング中に白ザメに襲われた。気が付くと、真後ろにサメがものすごいスピードで、クレイグさんに近づいて来ているのが見えた。一瞬の内に両腕に激痛が走ったと思ったら、彼の腕がサメの口に引っかかって、そのまま引きずられていた。「もうダメだ、自分は死んでしまうんだ」と一度諦めたが、サメの腹の下で引きずられながら、彼の子供たち(家族)の事を思ったらしい。家族会いたさに、懇親の力でサメを振り切った。片手は飲み込まれてしまったが、大量の血を流しながら、力いっぱい泳いで岸までたどり着いた。

精神科医によると、サメによる攻撃を受けた人の、サメに対する恐怖心は、相当深くて、深刻だと言うこと。誰だって死ぬのは嫌だけど、車の事故で人が死んだと言うのと、サメに食べられて死んだと言うのとでは、後半の方が断然怖い。人間が食べられるなんてことが、まず、めったにありえない。食べられる...と言う行為が恐怖なのだ。

今現在サメの生息数は年々減ってきている。絶滅の危機にあっている種類のサメもいる。こんなに餌を与える機会も増えてきているのに、だ。この原因に、中華料理の"ふかひれスープ"がある。今現在、中国人はかなり裕福になってきた。ふかひれスープは高級食だけど、$100ドル以上をスープの為に、支払える余裕がある人が増えてきた。ふかひれスープのビジネスは、年間100ビリオンの売上になる。サメのふかひれとは、サメのヒレの部分だけで、残りの体は海に投げ捨てるだけ。この行為自体は南アフリカでは犯罪とされている。でも、お金になるのだから止められない。香港警察も、サメ自体が海外で捕獲されていると言う事で、取り締まる事が出来ないでいるらしい。しかし、それでも年間7トンものヒレを押収しているんだとか。

サメに襲われたクレイグの場合も、事故は「サメ観光」が原因ではない。でも、ここで問題の根源を「サメ観光」で撒き散らす餌によって、サメを活動的にし、人のいるエリアまで来させているとしている。ある人は、檻の中からとは言え、サメに餌を与えると言う事は、サファリパークでライオンの目の前にお肉を置くのと同じ事といっている。私もこの意見には賛成で、野生の動物は突然何をしだすか分からないし、その力を目の当たりにした時、人間では抑える事も出来ないし、命まで危なくなる。サメによる事故が起こったとき、わざとサメ観光用のボートに火をつけた人もいる。中にはサメ自体を恨む人もいる。でも、私はサメは悪くないと思う。サメは自然界の肉食動物だし、人間も含む生き物を食べるのが彼らの仕事。事故の原因は人間が引き起こしてるんだと思う。 もし、サメ観光でサメに襲われて、精神的に病んだとしても私は、「サメ観光」がわるいと言うよりは、野生の肉食動物のサメに近づく行為自体が、人間の身勝手な振る舞いだし、事故を引き起こすのだと思う。観光をする、しないは、"死んでもいい"、"死にたくない"、どちらかの選択だと思うべきだと思う。

サメは怖い生き物だけど、そのサメを人間は食べている。サメによる事故は6件、だけど、人間がサメを食べる数は年間何万トンにもなる。サメの立場からしてみれば、人間によって殺される確率のほうがだんせん高い訳だし、人間のほうが怖い生き物なんだろうし、精神的ダメージも大きいだろう。サメを食べて、事故があると勝手にサメを恨むなんて、人間はどこまで我がままな生き物なんだろう。サメのほうからして見れば"Give me a break" (一息させてよ)って思っているだろう。-60 Min. より -

皆さんは死んでもいいなら「サメ観光」行きたいですか?

60Min. ウェブサイト http://www.cbsnews.com/stories/2005/12/06/60minutes/main1099368.shtml

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