母の日のギフト戦略
毎年思う事だけど、日本にいた頃は、母の日はマミー(失礼、私はそう呼ぶ)に何を買ってあげようか...なんて悩まなくても、だいたい買う物って決まっていた。高校生の頃はアルバイトで稼ぐ金額はたかが知れていたので、せいぜい"ハンカチのセット"とか、"スカーフ"とか、ちょっと安めの"ハンドバッグ"だった。社会人になってからもそんなに変わりは無く、デパートの一階で母の日様のお奨め商品を適当に選んでいた。母親と言うものは子供が何を買おうと喜んでくれる。それはわかっているのだけれど、アメリカに来てからの母の日はとても難しくて、大変なものになった。
日本での母の日は、息子/娘から(旦那様からもあったかな?)日ごろ大変な家事をそつなくやりこなしてくれるお母さんに、感謝の気持ちを表すギフトか何かをプレゼントすると言う物だった...と私は記憶している。アメリカの母の日はちと違う。母親に感謝して...は同じでも、こちらはクリスマス並に大変なものだ。母親はもちろんのこと、おばあちゃん、叔母たちにいたる、ありとあらゆる「母」にまでちょっとしたギフトをプレゼントするのだから、お金がいくらあっても足りない。クリスマスでスッカラカンになったお財布がちょっと潤って、って思ったらバレンタインで再びギフト交換の嵐でお財布も寂しくなる。やっと自分で何かほしい物を買えるかなって思うのもつかの間、5月の母の日のギフト戦争に突入する。父の日も近づいて来ている。これじゃ、お金なんていつまで経っても貯まんないよぉっ。これは地域によって違いはあるだろうけど、少なからず私の家系はそうしている。
一番困るのはアメリカから日本にいるマミーにギフトを送ること。送料も高くて大変だけど、紛失やダメージが怖いのと、送るものも違法にならない物にしなくてはならなかった。ここ3年ほどでアメリカからオンラインで日本の商店に宅配のオーダーが出来るようになった。これはかなり助かる。クレジットカード番号さえ記入すれば、送料は日本国内料金だけですむ。これを利用しない手はない...と言う事で、日本にいるマミーにはブログを利用させてもらっている楽天から、美味しそうなお惣菜をセットにしてもらって宅配してもらった。マミーに"母の日"ぐらい料理の手を休めてもらおう作戦だったのだ。これにて一件落着。
そして問題のアメリカ人チームだ。私にはおばあちゃん、父親の再婚相手の義理の母、そして2人の叔母たちだ。叔母たちにはそんなに金額はかけない。叔母たちも私は学校に通っている半学生と言う事を理解してくれているので、ここはささやかなギフトを送ることにした。叔母2人にはスターバックスコーヒーのギフトカードをプレゼントした。2人ともフラプチーノが大好きだからだ。
義理の母は今不動産のエージェントとして働いている。家なんてそうポンポン売れる物ではない。一つ売れるとボ~ンとお金が入ってくる。一つ売れば半年は生活ができる。それでもお金を大切に、賢く使ってもらおう作戦でテレビやラジオ、講演会など引っ張りだこのRobert Kiyosaki(日系のファイナンシャリスト)の"Rich Dad Poor Dad"と言う本を買った。Dadでお父さんになってるけど、これは誰でも学べる"学校では教えてくれないお金の使い方教科書"だからお母さんでもいいのだ。
そして、おばあちゃんだ。おばあちゃんのギフト選びが一番簡単なんだ。なぜならば、私とおばあちゃんには共通の趣味がある。それは、二人ともアンティークが大好きと言う事。一緒に暮らしていた時は二人してよくアンティークめぐりをした。おばあちゃんはお金があるのでオークションも参加する事がある。私はお金が無いので、どちらかと言うと安めのヴィンテージToyとか、ジャンクものか、アメリカンカントリーのものを良く買う。おばあちゃんの好きそうな物は大体分かる。彼女の家のもの80%はアンティークだ。その中でも彼女はイエローウェアーをコレクションしているので、それにあうイエローのピッチャーを買った。しかも、安いやつをがんばって探した。ピッチャーはお水やジュースなどをグラスに注ぐための物だけど、私のおばあちゃんは観葉植物を良くさして、花瓶としてお部屋のデコレーションに使うので、それを考慮したデザインの物にした。
これで、一通り母の日のショッピングを無事に終えて、それぞれ発送することが出来き、私の母の日先頭攻撃は無地終了した。 ちなみに今年、アメリカで母の日のギフトで人気があったのはトータルメイクオーバー(Total Make Over)と言う物。最近テレビでMake Overの番組を見ない日はない。Make Overとは全てイチから何かを綺麗にし直しますと言うもので、ファッション メイクオーバーだと、髪型から洋服まで全てその道のプロに綺麗にしてもらうもの。これだと、美容院代金、デパートの商品代金(洋服様)のカードをプレゼントする事になり、美容院で髪を切って、カラーリングして、おまけにお化粧までしてもらうこと。デパートでは売り子さんにコーディネートをお任せする。リラックス編 メイクオーバーだと、スパとネイルサロンのギフトカードをプレゼント。これに栄養士をつけて食事について学んで、健康美人にしてもらうのもGoodアイデアですね。お家のメイクオーバーだと、プロのデザイナーを雇ってお母さんの好きなようにお家のデザインを綺麗さっぱりリフォームしてもらうとか。これは、カーテンから、ソファーのカバーから、デコレーションをがらりと変えてしまうギフトになる。とにかくこう言うたぐいのものが大人気だ。私もお金があったらお母さんには綺麗で真っ白な歯をプレゼントして、デンタルメイクオーバーをしたい。皆さんの母の日はどうでしたか?
3 Comments:
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