Gody's Diary

Thursday, June 29, 2006

刑務所が満員だ!

27日のおなじみワシントンポストに、カリフォルニアは刑務所危機に遭遇している、と言った記事が載っていた。要するに、囚人(犯罪者の数)と刑務所の数(部屋数)が合っていないのだ。記事によると、今現在カリフォルニア州には17万1千人の囚人がいるが、その内の1万6千ちょっとが部屋を与えられず、刑務所内のスポーツジムや、レクリエーションルームなどを部屋代わりに使わされていて、「危険なほど込み合っている」状況にあるそうだ。カリフォルニア州では1980年と1990年代にかけて、前例にないほど犯罪の数が増えて、同時にほとんどの州が、犯罪に対するタフな法律を作ったので、囚人の数は増えるばかりの状態になっているのだ。なのに、カリフォルニアでは1990年半ばから、新しい刑務所が建てられていない。

ギュウギュウに込み合っていたら、囚人の監視もしにくくなる。ガードマンは現在3万1千人いる。このガードマンの数も増やさなければならないだろうけど、それにもお金がかかる。カリフォルニアはずっと赤字が続いていたので(今年やっと黒字になった)、警察の数も減らしたり、消防署員の数を減らしたり、犯罪者が増えつづけているのに、大事な人材を減らさなければならないほど苦しい状態にあった。それと、カリフォルニアでは、私が何度か過去のブログに書いてきた違法移民者の数も半端ではない。カリフォルニアの囚人の10%以上が(1万7千人以上)、これら違法移民者だ。もう一つの問題に、カリフォルニア州の釈放された前科犯の70%は、再び犯罪を犯して、刑務所に戻っているらしいから、減ってもそのうちの70%が戻る、リサイクル状態になっているらしい。

増え続けられても困るとあって、比較的に軽い犯罪をおかした女性囚人4500人を、プライベート施設に移す計画を立てている。州の女性囚人は今現在、犯罪のレベルに関係なく一緒に入れられている。これプラス、シュワ州知事は"釈放プログラム"を考案中で、これは囚人の社会人としての育成プログラムで、社会にでても困らないようにと、彼らを教育する予定だ。

それにしても、最近の犯罪の数は凄まじいものがあります。ニュースを見ていても、毎日違う犯罪を報道してます。軽い犯罪と言うよりは、重罪が多いです。昨日もその前も発砲事件が起こっています。誘拐もしょっちゅうあります。銀行やコンビニエンスストアなどの強盗もよく目にします。私の家から1ブロックはなれた銀行前で、4人の警察が、銀行の中の何者かに向かって、銃を向けて立っているところを、実際に見たこともあります。DCにいた時は撃たれて血だらけで、道路に倒れていた遺体も一度見たこともあります。次は自分の身が危ないと、いつも心得て行動しています。こんなに危険な生活も、本当はしたくないんですよ。だから、危ない囚人は安易に釈放してほしくない。

犯罪者だってテレビなんかでは、情のかけらもない、冷酷な人現と言う風に報道されてますが、彼らもの生身の人間で、家族がいて、人を愛す事も知っている....とは分かっていても、重罪犯に死刑を課すのには反対はしない。...と言うより賛成かな。釈放されてもこまるだけだし、刑務所にいられても、彼らの生活は私たちの税金からだと思うと、なんか納得しない所がある。釈放プログラムもいいけど、重罪犯にその分の税金を使ってほしくない。死刑制度に付いてしらべてみたら、アメリカ50州のうち、36州に死刑制度がある。2005年の一年間に全米で60人が死刑の実刑を受けた。全米でも死刑実刑が一番多いのはテキサス州で、この30年間に368人に実刑を課している。今日でも400人ちょっとが死刑判決を受けて、その日が来るのを待っている状態だ。私の住むカリフォルニア州は、バンバン殺しているように見えるけど、30年間に13人に実刑、652人が判決を受けて、その日を待っている。ニューヨークやニュージャージー州なんて犯罪が多くありそうなのに、この30年間死刑は一度もない。まさに犯罪者にとって天国な州なんだ。犯罪を仕事にしている人たちは、死刑制度のない州に住みたがるから、死刑実刑が行われてない事実も参考になる。

ニュースウィークにアメリカはアラブ、アフガニスタン?(薄ら覚え)についで3番目に死刑の多い国だと批判記事が出ていたけど、犯罪が半端なく多い国なんだし、カリフォルニアのように刑務所がパンパンになるんだから、死刑はあってもいいと思っている。アメリカの刑務所暮らしも悪くないらしく、働いて苦しい生活するより、犯罪を犯して刑務所で暮らす事を望む人たちがいる。タダ飯しがでて、テレビも見れて、遊んでダラダラと、家畜の動物のような生活をしてるんだから、刑務所のシステムをよーく考え直してほしいと、ため息紛れに訴えたい。皆さんは死刑賛成派ですか?

Tuesday, June 27, 2006

整形するならどこの国?

どこの国?って、まるでオプションがたくさんあるかのような言い方だけど、私が比べているのは日本とアメリカ。韓国も入れてもいいかな.... ま、とにかく、この世には美しくなりたいと願う女性と男性が、たくさんいることは否定できない。私だってお金があれば、「ここをこんな風にして、ここをもう少し高くして、ここも...」と限がないほど理想は高い。値段が高いから出来ないわけで、お金があったらまず、歯並びを馬のように綺麗に真っ直ぐにして、そして真っ白な歯に差し替えたい。よく言われる"セレブホワイト"と言う奴だ。人間の歯の白さには限界があるけど、人口の歯に差し替えれば、驚きの蛍光白色にできる。

最近では高額な金額を支払わなくても、お手ごろな値段でできる、Temporaryの整形(プチ整形)が人気を呼んでいる。これは数万円で一時的に気になるシワとか、目のクマとか、唇を厚く修正できる。整形で怖いのは、万が一失敗が生じた時、もしくは、仕上がりが気に入らなかった時だ。直してもらうのも、無料でやってくれる外科医もいれば、実費の場合もある。外科医が成功だと言い、本人は気に入らないから失敗だと言う。お金のダブル請求も心配しなくてはならないし、もう一度手術しなくてはならないし、また失敗したらと言う心配もでてくる。何度も手術を繰り返すと、お肌がボコボコになってくる。そうなると顔をまともに維持するために、一生手術を繰り返さなければならなくなってくる。こんな恐ろしいことは絶対に避けたい。それと比べるとプチ整形は半年もしないうちに、元の顔に戻る。これが人気を呼んだ。

26日のLA Times (ロスアンジェルス タイムズ)に美容整形に関する記事が出ていた。プチ整形で使われるヒアルロン酸注入の人気が、2004年から2005年にかけて35%も上がったそうだ。これでヒアルロン酸注入(アメリカではRestylaneと言う整形ブランドとして売られている)、アメリカ社会が選ぶ人気プチ整形ベスト3 (他にボトックスと、コラーゲンがある)に入った事になる。このプチ整形というのはもって3ヶ月から半年。失敗だってそれほど恐れなくていい。でも、仕上がりを気に入った人は多くいる。これらの人々は半年に一回、同じプチ整形をしてもらいに通院する。これらの人からして見れば、一回の通院なら仕上がり良し、金額良しでいられる。でも、何度も通院する金銭的余裕はなくなってくる。そして「もっと長持ちしてくれないかなぁ~」って思っているに違いない。

そんな人にLA Timesで紹介していたのは、まったく新しい品種のプチ整形 ArteFill。コラーゲンやヒアルロン酸と同じ容量で顔や気になる部分に注入するものだけど、半年以上長持ちする。これは1年から、分かっているだけで8年持続する。新聞で意見していた女性がこれを受けて8年もった。つい最近もう一度注入してもらいに病院を訪れたらしい。彼女の友人は皆同じ物を受けたがっているらしい。ただし、この ArteFill はFDA(食品医薬品曲)から認可が下りていない。この夏FDAで認可する/しないが話し合われる予定になっている。プチ整形の失敗はなくはない、けど無難だし、長持ちするとあれば、認可が下りた途端に人気に火がつく事は間違いないだろう。

ここで、整形するなら日本とアメリカどっち?を考えた。日本でもあった美容整形のテレビ番組(名前を忘れたが、島田伸介がでていた)。これを私はビデオを借りて見た事がある。これと、アメリカにもあった美容整形番組"Swan"。これはヤラセがあったとして途中で終わってしまった番組だったけど、日本のと違って頭から足の先まで、あらゆる部分を改造した、全身整形だったんだけど、仕上がりがお粗末としか言いようがなかった。顔の鼻、唇、頬、目は当たり前で、豊胸、お腹とお尻と太ももの脂肪吸引。術後から食事制限、一週間ほどでジム通いで筋肉つけて、体を引き締める。こんなに徹底しているにも関わらず、本当に自然な仕上がりで、美人になったと思った人は一人だけだった。何か顔がひきつっているというか、お化けっぽくなるのがアメリカの美容整形の特徴だと思う。日本の番組のほうの仕上がりは、断然にまともで、とても可愛くなった人が多かった。

アメリカでやる美容整形は日本に比べると比較的安いことから、わざわざアメリカに来てする人がいるけど、私個人的にお奨めしません。豊胸手術は上手です。経験が豊富だからです。有名なキャットウーマンのようになるのが嫌ならば、日本でした方がいいですよ。

キャットウーマン ジョセリーン の恐ろしい仕上がり。元々美人だったのに、旦那様の関心を自分に向かせ続けるために、猫のように可愛くなりたかったらしい。アメリカセレブのBefore/Afterのサイトから↓  これを見たら、どっちでする?と質問には、日本でと答えるでしょう。

http://www.awfulplasticsurgery.com/archives/000351.html

Wednesday, June 21, 2006

サメ観光

まず、お知らせがあります。「誰か私のお母さんになって下さい」と言う過去ログで、タイガーウッドの両親が白人と書きましたが、まったくの人違いだったようです。ちょうど週末の父の日のニュースに、彼の亡くなった父親に関しての映像がでました。映っていた父親は思いっきり黒人さんで、本当の親御さんでした。私がテレビで見た家族は、ウッドファミリーではなかったようです。紛らわしくてごめんなさい。それから、今週に入り、ありがたいことに、仕事のほうが忙しくなってきましたが、一方で週に2回ブログをアップすると言う私のノルマが達成できそうにありません。...ですが、暇な隙を見つけて、興味ある記事を、今回はオンラインで見つけたので、これを紹介しましょう。

タイトルにあるように「サメ観光」についてです。この記事は人気番組"60 Minutes" (60分)と言うドキュメンタリー番組のウェブページで紹介してあったものです。これによると、最近ではサメを見る「サメ観光」が、観光客の人気を得ているんだとか。私も海の生き物に関するテレビ番組で見たことがあります。この場合は観光客ではなく、テレビ番組のスタッフとインストラクターが檻の中に入り、その檻ごとテレビカメラとスタッフを海の中に沈めて、サメを餌でおびき寄せて、テレビにサメが映るように仕向けた、ちょっとしたトリック演出でした。でも、神秘な海の世界で生きる、これまた神秘な生き物のサメを見れるとあって、結構視聴率稼いだりする番組なんです。 今回、60Min.で問題視していたのは、サメによるアタック(攻撃)が増えているので、「サメ観光」は危険な行為ではないかと言う事でした。サメによるアタックはこの2年間で6件。このうち死者が出たのは3件。死者の内2人は、サメによって丸飲みされたらしい。(丸飲みされるのはとても珍しいそうです) 3件のアタックはフロリダで起こっています。いずれも「サメ観光」で亡くなったわけではない。

アタック被害者のCraig Bovim (クレイグ ボビン)さんは、ダイビング中に白ザメに襲われた。気が付くと、真後ろにサメがものすごいスピードで、クレイグさんに近づいて来ているのが見えた。一瞬の内に両腕に激痛が走ったと思ったら、彼の腕がサメの口に引っかかって、そのまま引きずられていた。「もうダメだ、自分は死んでしまうんだ」と一度諦めたが、サメの腹の下で引きずられながら、彼の子供たち(家族)の事を思ったらしい。家族会いたさに、懇親の力でサメを振り切った。片手は飲み込まれてしまったが、大量の血を流しながら、力いっぱい泳いで岸までたどり着いた。

精神科医によると、サメによる攻撃を受けた人の、サメに対する恐怖心は、相当深くて、深刻だと言うこと。誰だって死ぬのは嫌だけど、車の事故で人が死んだと言うのと、サメに食べられて死んだと言うのとでは、後半の方が断然怖い。人間が食べられるなんてことが、まず、めったにありえない。食べられる...と言う行為が恐怖なのだ。

今現在サメの生息数は年々減ってきている。絶滅の危機にあっている種類のサメもいる。こんなに餌を与える機会も増えてきているのに、だ。この原因に、中華料理の"ふかひれスープ"がある。今現在、中国人はかなり裕福になってきた。ふかひれスープは高級食だけど、$100ドル以上をスープの為に、支払える余裕がある人が増えてきた。ふかひれスープのビジネスは、年間100ビリオンの売上になる。サメのふかひれとは、サメのヒレの部分だけで、残りの体は海に投げ捨てるだけ。この行為自体は南アフリカでは犯罪とされている。でも、お金になるのだから止められない。香港警察も、サメ自体が海外で捕獲されていると言う事で、取り締まる事が出来ないでいるらしい。しかし、それでも年間7トンものヒレを押収しているんだとか。

サメに襲われたクレイグの場合も、事故は「サメ観光」が原因ではない。でも、ここで問題の根源を「サメ観光」で撒き散らす餌によって、サメを活動的にし、人のいるエリアまで来させているとしている。ある人は、檻の中からとは言え、サメに餌を与えると言う事は、サファリパークでライオンの目の前にお肉を置くのと同じ事といっている。私もこの意見には賛成で、野生の動物は突然何をしだすか分からないし、その力を目の当たりにした時、人間では抑える事も出来ないし、命まで危なくなる。サメによる事故が起こったとき、わざとサメ観光用のボートに火をつけた人もいる。中にはサメ自体を恨む人もいる。でも、私はサメは悪くないと思う。サメは自然界の肉食動物だし、人間も含む生き物を食べるのが彼らの仕事。事故の原因は人間が引き起こしてるんだと思う。 もし、サメ観光でサメに襲われて、精神的に病んだとしても私は、「サメ観光」がわるいと言うよりは、野生の肉食動物のサメに近づく行為自体が、人間の身勝手な振る舞いだし、事故を引き起こすのだと思う。観光をする、しないは、"死んでもいい"、"死にたくない"、どちらかの選択だと思うべきだと思う。

サメは怖い生き物だけど、そのサメを人間は食べている。サメによる事故は6件、だけど、人間がサメを食べる数は年間何万トンにもなる。サメの立場からしてみれば、人間によって殺される確率のほうがだんせん高い訳だし、人間のほうが怖い生き物なんだろうし、精神的ダメージも大きいだろう。サメを食べて、事故があると勝手にサメを恨むなんて、人間はどこまで我がままな生き物なんだろう。サメのほうからして見れば"Give me a break" (一息させてよ)って思っているだろう。-60 Min. より -

皆さんは死んでもいいなら「サメ観光」行きたいですか?

60Min. ウェブサイト http://www.cbsnews.com/stories/2005/12/06/60minutes/main1099368.shtml

Wednesday, June 14, 2006

ナンバーワン シェフ...に違いない!

改めて、いつも遊びに来て下さる皆さま、ありがとうございます。私は週に最低2回は、ブログをアップしようと心がけています(忙しくてムリな週もありますが...)。そして、私のページがアップされる度に、必ず来て下さる方々が居られる事が、とても嬉しくて、感謝せずにはいられません。この皆さんがなぜ私の書き物(日記)を読んでくださるのか、そして、このブログのどういった所に、魅力を感じてくださっているのか分かりませんが、私はこれからも"日本のニュースでは紹介されないマイナーなアメリカのニュースの感想"や、"アメリカに住む日本人でさえ、あまり知らないアメリカの習慣" など、出来るだけInformative (知識になる)なブログを書いていきたいと思っています。「ふ~ん、なるほどぉ」って思っていただければ、ワンダフルだと思います。

そこで今日は、14日のワシントンポストに出ていた、元ホワイトハウスの料理人の話を紹介したいと思います。その人の名はWalter Scheib 52 才。記事によると、彼は94年にヒラリークリントンに雇われて、ブッシュ大統領の2期目で解雇されるまで、ホワイトハウスの料理長を勤めたエリートシェフだ。ホワイトハウスのシェフが作る料理は、昔から、本当に美味しい(らしい)ともっぱらワシントニアン(ワシントンDC周辺に住む人)内で評判だ。有名なシェフのうわさがあると、ホワイトハウス(大統領)に引き抜かれたりするらしい。彼を引き抜いたのはヒラリー元ファーストレディー。もとはウェストバージニアのGreenbrierと言うリゾートホテルのシェフをしていたところを、引き抜かれている。ホワイトハウスでの彼の年収は2千万ちょっと(円)。仕事の合間に家族と過ごす時間もたっぷりあったらしいから、最高な条件の仕事だ。ホワイトハウスで働いていると、家族や友人をホワイトハウスに招く事も許されるので、彼の息子もクリントン元大統領と、現ブッシュ大統領とも会ったらしい。

さて、解雇されてから周りの人に、「ホワイトハウスの最後をきっかけに定年したらどうか」、と奨められたらしいが、新しい事をしたいと意欲的で、今月の父の日に料理本を出版する予定らしい。内容は-ホワイトハウス時代に作った健康的な季節のレシピ-を紹介予定と言う事で、私も是非買いたいと思っている。ためしにいくつか作ってみて、これは絶品と言うのがあれば、このブログで紹介したい。それから、50万円ちょっとから150万円で出張料理や演説もしてくれる。有名オーガニック専門スーパーWhole Foods Marketsの東海岸支店で、30近くの彼のレシピが載った本のしおりが無料でもらえる。あと、前回のブログで名前が出てきた料理の鉄人のアメリカ版に、7月中旬に出演予定で、サンフランシスコのCat Coraと対戦する予定らしい。私も料理の鉄人は日本にいる頃から見ていたので、見るぶんの目は肥えているつもりだ。おいしそうなんて、見れば大体わかる。

私が彼の記事に注目したのは、やっぱりホワイトハウスのシェフをやっていただけの事は絶対あるはず、と確信しているので、彼のレシピが手に入るならば、是非とも試したいと思う。だって今までホワイトハウスのシェフなんて、一般人には遠い存在で、どんな料理を作って、どんな味がするのかまったく謎な存在だったから、こんなに一般に身近になるなんて、とても嬉しいと思った。  ラッキーだったことは一度ある。昔、私のおばあさんの家を借りていたおじさんが、実はホワイトハウスのデザートのシェフだった。私以外の家族皆、ホワイトハウスの一般人が入れないところまで入れてもらったことがある。この人はフォード元大統領から、クリントン元大統領の初期(定年)まで、大統領に美味しいデザートを作ってきた人だった。デザートは食べさせてもらった事が一度ある。特別な物ではなかったと思うけど、何か見た目ディラミスみたいな、チョコレート系のケーキで、とても美味しかった事だけ覚えている。プチ情報としては、彼から聞く大統領の人柄ナンバーワンはフォード大統領!!とても気さくでスタッフ思いだったとか。ブッシュ父も必ず食後に"サンキュー カード" をキッチンスタッフに書いて、感謝の気持ちを表してくれてたとか。一番嫌な大統領はクリントンだったらしい。まったくスタッフを無視だったらしい。やっぱり、クリントン、モニカと浮気するぐらいだから、怪しい人だったんだと思ったでしょう?

....と言う事で、日本でも料理の鉄人が放送されるようであれば、是非みてほしい。レシピもいずれ書きますから、それまでお待ちください。 ワシントンポストのリンクです。記事が消えていたらいけないので、シェフの写真だけポストからコピペしておきますね(上、息子二人と)
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/06/13/AR2006061300300.html

Tuesday, June 13, 2006

日本食を食べよう

私はふと思った。ブログを始めて2ヶ月近くなるけど、大好きな食べ物のことを、一回も書いていないことを。今日のお昼は何を食べようか、夜は何を作ろうか....こんなに毎日食べる事を考えているのに。しかも、友人と集まっては、どんなレシピが美味しいとか、どこどこのスーパーで、何々が安かったなど、話す事と言えば、大抵食べ物の話題が必ず出てくる。食べ物と言えば最近思うのは、アメリカに来たての昔と比べれば、大分恵まれて来たなと思う。何しろ日本食を買いやすくなったんだから。 

私がアメリカに来て、最初に住んだ州がメリーランド州で、日本食を売っているスーパーは、ドライブで10分の所にあった。小さな中国人マーケットで、そこで売っていた日本食は、豆腐、お醤油、みりん、寿司酢、寿司のり、ガリぐらいだった。お醤油は、Ichouって言う日本では聞いた事ないブランドで、お醤油の味自体が"腐ってる?"って聞きたくなるお味で、食べれた物じゃなかった。お寿司ラインは日本の物だったから良かったんだけど、お海苔が湿気てて、一枚づつくっついていて、剥がそうとするとビリビリ破けて、話にならなかった。残りの食材は中国か韓国のものが、わりと日本でも食べる物と似ていたので、それらを買って使っていた。うどんの麺なんかは、日本の麺よりも、腰が強くて美味しかった。キョ-ザや、それに使うごま油なんかも中国の物でよかったし、 マーボー豆腐も中国本場もののトウバンジャン(何か黒っぽい)で無理やり作った。でも、お寿司なんて毎日作る物じゃないし、お豆腐も飽きてくるので、アメリカの食べ物が大半になった。(だから太っちゃったんだな...) 私は広島県出身なので、オタフクのお好みソースが手元に無いと嫌だった(我がまま)。だから、それだけは日本のお母さんに送ってもらっていた。

それと比べると、今の生活で困ることは何にもない。何しろ日本食がほとんどのアメリカのスーパーマーケットで買えるようになったからだ。私は日本食には困らないカリフォルニアに住んでいるけど、その前にいた東海岸のスーパーでも、南のど田舎のスーパーでも、5年ぐらい前からキッコーマンのお醤油、みりん、お酢、ごま油、お豆腐、うどん、そうめん、お味噌、カレーのルー、だし、グリコのポッキー、かっぱえびせん、枝豆が当然のように売り初めていった。最近ではポン酢も(表紙がレモンの絵だけど)売り出した。それから、お野菜はアメリカで売っている物で十分間に合うけど、大根とか売っていない場合は、頼めばオーダーしてくれる所が増えてきた。なんて便利な世の中になったんだろう。
*キッコーマンUSAのラインをご覧下さい。ポン酢ものってる。
http://www.kikkoman-usa.com/_pages/consumer/products/soysauce.asp?loc=101&subsection=products&subsection2=soysauce

これはやっぱり、都会に住むヤッピーたちの健康ブームが来て、日本食が注目されたお陰だと思う。
ダイエットを推進する"Weight Wacher"-ウェイト ワッチャーでも大豆プロダクトが奨められている。日本の料理番組"料理の鉄人"が吹き替えで放送されて、日本食は寿司だけではなくて、色んなヘルシーでゴージャスな食べ物もあるんだ...と改めて注目された。
今、若者の中で流行っている?のは、なんてったって枝豆だ。「レストランで前菜として枝豆を注文するのがとってもトレンディーなの」と大学生が言っていた。枝豆はオーガニック専門スーパーなどでも売り出していて、とても手に入りやすい(枝豆のほとんどは遺伝子組み替えですが)。あと、お酒のとんでもない飲み方も流行っている。それは"酒ボン"(Sake Bomb)と呼ばれていて、ビールが注がれたビールグラスに、おちょこにいっぱいのお酒を、おちょこ毎沈めて飲むのだ。いわゆるチャンポンで、悪酔いしてしまうアルコール飲料だ。これがとても人気がたかい。(健康に関係ないので、あまり真似をしないように) お寿司もカリフォルニアロール以外に、アメリカで生まれたヒュージョン寿司が大人気だ。しかも、アメリカ人は魚臭さを紛らわすために、わさびたっぷり付けて、お寿司を食べる。ガリも大好きで、ガリを大盛り注文する。アメリカ寿司では、ボストンロールと言って、生サーモンとクリームチーズを巻いたものなんかがある。寿司にクリームチーズ?私には食べられませーん(汗)。でも、スパイシーなソースがかかっているのと、えびの天ぷら巻きが私のお気に入りだ。他にも色々あるんだけど、全部試してないので、感想が書けませんが、いずれ試して見ます。

こう考えると、アメリカ人が生の魚を食べて、美味しいと言っていること自体が、今思うとレボリューション。その一方で、アメリカ人が健康になりつつあるし、痩せてきているのがとても嬉しい。お洋服のサイズも小さいサイズが増えてきて、買いやすくなった。世界一の肥満国家を日本食で改善しよう!私もできるだけ友人に、アメリカ人が知らなくて美味しい、日本のレシピを紹介しようと思っている。寿司以外の日本食を知らなさすぎる。照り焼きチキンも中国の食べ物と勘違いしている人多し。じゃ、中国人に聞くけど、照り焼きってどういう意味か知ってる?知らないよねぇ!?(失礼)
ヘルシーブームにのって、私も油っぽい物を取らないように、最近は日本食寄りだ。韓国のスーパーでサンマやえびの頭つきが安く手に入るので、それをよく食べている。みんさんも、改めて日本食はいかがですか?

Friday, June 09, 2006

誰か私の両親になって下さい -Part 2-

私がかわいそうだと思った女の子は、ABCニュースで紹介されました。
その子の名前はSummer(サミア)ちゃん、11歳。彼女もまた、精神的に、性的に虐待された犠牲者のひとりで、今現在 The Euphrasia Program と言う施設に預けられている。彼女の母親は薬物を使用していて、頻繁にボーイフレンドを家に招いていた。彼女が育った家は、水も通ってない、役割を果たさないトイレとシャワーが付いていて、色んな虫までも寄生している、衛生的に良くない家で育った。彼女が施設に初めて送られたとき、耳の中に何匹ものゴキブリが詰め込まれていた。かなり耳の奥まで詰められていたため、手術で取り出すしかなかった。サミアが6歳になるまでに、彼女は母親が連れて来るボーイフレンドから、頻繁に性的虐待を受けていた。この、性的虐待の経験が、彼女を幼稚にし、正しい性の表現を出来なくさせてしまった。母親とボーイフレンドは、まだ幼い彼女の目の前でSEXを行っていた為に、サミアは性に対して、歪んだ思想が植え付けられてしまった。彼女が入っている施設は、性虐待などの犠牲となった子供たちを、専門にケアする施設だ。サミアは6歳から、今年11歳になるまでに、5つのFoster Familiesに移り住んだ。

2年前に彼女を迎え入れたFoster Familyのご夫婦は、彼女の不適切な振る舞いに手を上げ、サミアと暮らす事を一度降参してしまった。このご夫婦には子供と孫がいる。サミアがどう言う事情で、施設に送られてきたのか、そして、彼女が今置かれている状況を、全て把握しての受け入れだった。ところが、彼らの孫の前で、ストリップダンスとも取れる踊りをしている所を目撃したり、子供たちや大人の前でも、誤った性表現をして見せたりしていた。ご夫婦は孫らに悪影響を与えてはならないと思い、サミアを施設に送り返したのだった。でも、夫婦は今でも、時々サミアに会いに、施設を訪れる。彼らは、サミアと再び一緒に暮らすことを諦めてはいない半面、彼女のことを100%信用できずにいた。サミアも「孫の前で間違った行動をしないと約束できるか?」とご夫婦の質問に、「まだ分からない、自信ない」と返事をしていた。サミア自身も良い子になって、ご夫婦の元に早く返って、また一緒に暮らせる日が来るように、良い子でいることを心がけていて、希望を捨ててはいない。

番組ではこのようにサミアのストーリーを紹介していた。私個人的には、彼女の母親(テレビで涙ながらに語っていた)はサミアの人生をことごとく台無しにしたと思う。心の病は一生治すことは出来ないと思っているからだ。彼女の場合は、年齢が11歳だけど、行動や考え方はもっと幼稚である。これはもちろん過去の経験が、彼女をそうさせた訳だけど、幼稚さはそう簡単に治る物ではない。サミアと、その他同じような経験をして、施設に送られた子供たちも、心に受けた傷が大きく、犠牲者から加害者になる事も多いとか。例えば、暴力を受けた子は、施設の従業員に暴力を振るうなどがある。自分たちがされたように、また、他人にも同じ事をしてしまうのである。この番組を見て、彼女を引き取ろうと真剣に思った人たちが、いっぱい出たそうだ。夫婦で真剣に、何度も話し合ったと言う人ばかりだ。これは、とてもいい事だと思う。それだけ、多くの人が共感を受けて、かわいそうな境遇の子供たちを、真剣に助けてあげたいと思ったのだ。
でも、私はこれら引き取りたいと名乗り出てくる夫婦も、いつかはギブアップすると思っている。それだけ、心の病を持つサミアのような子供は、まともに生きることは出来ないと思っているからだ。

それでも、サミアを引き取りたいと思う人たちは、ここに気をつけなければならない。まず、夫婦に子供がいない事。やはり、同じ事が起こらないためである。子供に悪影響を与える振る舞いは、また必ず起こす。それから、引き取る夫婦の愛は、どんな事があってもゆるぎない物である自身があること。サミアのような経験をもつ子供は(今回は女の子の例え)、ご夫婦の旦那様と性関係になる可能性がある。彼女には悪気がまったくないんです。だた、頭の中で性に関して正しい事と、正しくない事の区別が出来ないために、こう言ったことが起きたりする事があるんです。普通の人が彼女のような生き様を目撃した時、彼女を軽視するだろうし、恨んだりする事もあるだろう。でも、ここで一番悪いのは、彼女の母親です。これからやってくるだろう、サミアの波乱の人生は、全部母親のせいです。一つの経験が、一生を台無しにするんです。あと、ここまでひどくはないですが、他人を中傷するような発言をする人もいます。たとえば、「貴方の髪の毛はギトギト油っぽくて、綺麗ではないですね」と言ったとしよう。この言葉に傷つかない人はいない。この一言がコンプレックスになる。このコンプレックスも精神的ダメージが大きくて、一生、言われた人の人生に付きまといます。こう考えた時、精神的な虐待(性的虐待からなるダメージは特に)というのは、目に見えなくて分かりづらいけど、窃盗よりも、ずっと重くて残酷な犯罪だと思うのです。サミアの母親のような人には、サミアが背負うだけ同じほどの、罪を一生かけて償うべきだと思う。彼女をテレビでみて、とてもかわいそうと思ったのは、彼女のこれからの人生を考えたからです。Foster Familyから親元へ戻る人もいますが、暴力、レイプ犯の親元へは、何があっても戻すべきでは無いと思います。皆さんは、どう思われますか?

Monday, June 05, 2006

誰か私の両親になってください -Part 1-

家族と幸せな生活が送れる事を夢見る...そんな両親のいない子供たちがこのアメリカにも多くいるんです。私は比較的に、アメリカ人は子供が好きな人種だと思っています。養子をほしがる子供のいない夫婦は山のようにいます。私の父も子供(私)がいるにもかかわらず、私の妹をブルガリアから養女として迎えました。毎日のように養子縁組が行われていますが、養子縁組の手続きを行う夫婦は後を絶ちません。縁組にはかなりの時間がかかります。やはり、養子を引き取るには最後まで責任を持って育てる必要があります。施設のほうも、引き取り手(両親)がちょっとした理由から、子供を施設に送り返したり、子供を捨てたりしないように、かなり両親について調査します。一番大事なのは、犯罪暦がないかと、経済的に余裕があるか。あと、離婚暦も参考にするそうです。お金もかなりかかるそうです。こんな面倒なプロセスを行ってまで、今か、今かと、養子が迎えられる事を心待ちにしている人が多いんです。ほとんどの子供がロシアや中国からやって来ます。今アメリカで子供連れの家族を見る時、白人の両親なのに、子供が黒人だったり、アジア人だったりするのはこのためです。プロゴルファーのタイガーウッズが良い例ですね。彼のご両親は白人です。ハリウッドからだと、アンジェリーナ ジョリーが2人の養子を引き取っているのが有名ですよね。これら養子として迎えられる子供は5歳以下がほとんどです。小さければ小さいほど養子として好まれます。小さいほうがご両親の好きなように教育していく事ができます。あと、両親とのフィーリングも重視されるので、大きくなって行くと、性格もだんだんと決まってきます。そうすると、ご両親との性格が合う、会わないが出てきたり、生活の習慣の改善が難しくなったりします。そういった意味で、逆に大きくなった子供は、なかなか引き取り手がないんです。たびたびテレビで取り上げられていますが、大きくなった子供に引き取り手がないのは大人(子供の親)の責任です。

一方で養子縁組とは違ってFoster Family(一時的に一緒に暮らしてくれる家族)というのがあります。養子...のほうは本当の息子/娘として育てることですが、Fosterは子供の置かれる状況によって一時的であったり、ともすれば一生子供たちを安全に育ててくれる仮の家族の事です。もちろん、Foster Familyにもある程度の調査が入りますし、筆記試験などもあります。両親が不慮の事故で亡くなる等の理由で、親なしや、孤児になる子供がいることは仕方ありません。ですが、施設に引き取られる子供たちのほとんどが、親の身勝手な理由から孤児になっているんです。ABCニュースで取り上げられていた子供たちは、親が麻薬中毒で親業を怠るとか、お金がない理由で学校に行かさないとか、アルコール中毒で暴力をふるうとか、親が子供をレイプするや、刑務所に入っていて育てられないとかが多いんです。この状況から州が親から子供を引き離す判断をし、子供を施設にあずけ、Foster Familyをさがします。親の状況が改善されれば、子供を親元に戻す事もあります。

ある男の子の場合、は両親を早く亡くして、Foster Familyに預けられました。Fosterになって州から援助をもらう事だけを目的としていたので、その男の子を引き受けてから、ろくに食べさす事もなく、ほぼ、ほったらかしにされていました。この子が食べ物を求めて、ゴミ箱をあさっている所を、近所の人が通報し、Fosterは逮捕され、禁固7年を言い渡されました。もちろん、生活をリポートしていた施設の調査委員は、この子が危ない目にあっていたことを、見抜けなかったとして、訴えられました。この子は暴力を振るわれる事があって、お仕置きが怖くて「お腹がすいた」と言えなかった...という事。でも今は新しいFosterが見つかり、その家族と幸せに暮らしています。本当にやさしいご両親のようで、彼と、彼の兄弟まとめて3人引き取ったそうです。彼の新しい人生がすばらしい物になるように、嫌な過去を捨てる意味で名前も変えたそうです。でも、こう言う怖い経験がトラウマとなっているらしく、まるで明日食べ物にありつけないかのように、すごい勢いで食事を食べるそうです。新しい両親は「なくならないから、ゆっくり食べなさい。明日も、あさっても残っているんだから、安心して好きなだけ食べなさい」と言っているそうですが、経験からなる癖は抜けないようです。でも、憧れの幸せな家族が自分の物になって、本当に良かったですよね。彼の場合は良いケースです。でも、孤児みんなが彼のように幸せになれるとは限らないんです。

私が一番かわいそうだと思った女の子のストーリーがあります。続きは後日書きます。

選挙に行こう

明日はいよいよ議会議員選挙です。民主党と共和党の戦いも、ここ一番熱くなってきました。テレビで民主党・共和党の候補者がお互いの競争者を非難する、醜い宣伝も毎日見かけるようになりました。熱いのは候補者だけではありません。選挙に投票に行くアメリカ市民もまた、自分が支持する党員が投票できるように、身近な所でヒートアップし始めました。もちろん私もHotな状態で、何が何でも当選してほしい党員がいます。私は今まで2度に渡り、違法移民について思う事をこのブログに書きました。読んでくださった方は、私がいかに違法にアメリカに入ってきた人たちを、アメリカ市民にする事に対して反対しているか、ご存知だと思います。

週末に、国境の軍隊派遣に対するデモが、ヒスパニック系によって行われました。これでは、今までの移民法デモと変わらないのですが、選挙前で熱くなっている最中です、今回はアメリカ市民も黙ってはいられなかったのでしょう。デモを行うヒスパニックから道路を挟んだ反対側で、違法移民を市民にしようとする民主党に講義して、アメリカ市民らがデモを行っていました。今すでにアメリカで暮らす違法移民を、自動的にアメリカ市民にしてしまう事をAmnesty(罪を黙認すると同じ)として、“犯罪”だと主張しています。私もそれはもっともなことだと思っています。デモ中KKK(クークラックスクラン/人種差別の秘密結社)のユニフォームを着た人も出てくる始末。彼は警察に取り押さえられました。

これでも、毎日メキシコ人は仕事を求めてやって来ます。今は昔に比べて国境の警備も厳しくなっているので、捕まらないためには、警備がわりとゆるい砂漠地帯から入って来るしか方法がない。これから夏になり、気温も37-40度にまであがります。砂漠地帯は特に熱いので、移民の人たちは脱水状態になり、途中で亡くなる人が多く出てきます。1994年から今までに、2600人の移民の遺体が見つかっています。ほとんどの人の身元がわからないため、家族の元に連絡が行く事はありません。その中で、身分証明を所持していた遺体が見つかり、テレビが亡くなった移民の家族に報告に行きました。もちろん、母親は涙ながらに「犯罪を犯そうとした訳ではなく、家族の家計を楽にするために、仕事を探しに行っただけです」…と訴えていました。そんな、家族思いの息子が亡くなり、悲しむのは当然のこと。私もテレビを見ながら、胸が締め付けられる思いでした。こうしている間にも何処かで一人、二人と亡くなっている訳です。

移民規制法は、法律上きちんと入国できるようになる訳ですから、この様に砂漠の真中でひっそりと亡くなる事もないんです。それから、以前から私が訴えている、他の国からもやってくる外国人に対してフェアーになる。法律を改善する以前に、市民で出来る事もあります。いい例が、ネブラスカとアイオワ州の精肉業者は3500人の違法移民の従業員をレイオフしました。これからは違法移民を雇わないと断言しています。黙認する雇用者がいる事を分かって入国してくるのですから、こう言う業者が減ると違法に入ってくるメリットがなくなります。ニューオリンズの台風被害地の復興工事は、国が臨時ビザを出して、ヒスパニック(違法移民)を雇いました。その代わり、仕事が終わったら国に帰ってもらう約束になっています。帰ってもらうと言ってもこの復興工事は最低5年はかかるでしょう。アメリカに正規のルートで入ってくるには、ある程度の出費も覚悟しなくてはならないでしょうが、彼らを雇う雇用者はいるわけですから、元は十分取れると思います。

今日、最初の50人の軍人が派遣されてきます。フェンスの取り付け工事、道の整備、電気を通す等の作業を行うためです。大統領のプランもいよいよ本格的にスタートされたようです。アメリカ市民と、外国人が仲良く仕事が出来るにこした事はないですよね。…と言う事で明日の選挙結果が楽しみです。昨日の夜、サンディエゴは共和党の支持率が44%で、民主党は30%でした。みなさんは、民主党と共和党のどちらが多く票を勝ち取ると思われますか?