選挙に行こう
明日はいよいよ議会議員選挙です。民主党と共和党の戦いも、ここ一番熱くなってきました。テレビで民主党・共和党の候補者がお互いの競争者を非難する、醜い宣伝も毎日見かけるようになりました。熱いのは候補者だけではありません。選挙に投票に行くアメリカ市民もまた、自分が支持する党員が投票できるように、身近な所でヒートアップし始めました。もちろん私もHotな状態で、何が何でも当選してほしい党員がいます。私は今まで2度に渡り、違法移民について思う事をこのブログに書きました。読んでくださった方は、私がいかに違法にアメリカに入ってきた人たちを、アメリカ市民にする事に対して反対しているか、ご存知だと思います。
週末に、国境の軍隊派遣に対するデモが、ヒスパニック系によって行われました。これでは、今までの移民法デモと変わらないのですが、選挙前で熱くなっている最中です、今回はアメリカ市民も黙ってはいられなかったのでしょう。デモを行うヒスパニックから道路を挟んだ反対側で、違法移民を市民にしようとする民主党に講義して、アメリカ市民らがデモを行っていました。今すでにアメリカで暮らす違法移民を、自動的にアメリカ市民にしてしまう事をAmnesty(罪を黙認すると同じ)として、“犯罪”だと主張しています。私もそれはもっともなことだと思っています。デモ中KKK(クークラックスクラン/人種差別の秘密結社)のユニフォームを着た人も出てくる始末。彼は警察に取り押さえられました。
これでも、毎日メキシコ人は仕事を求めてやって来ます。今は昔に比べて国境の警備も厳しくなっているので、捕まらないためには、警備がわりとゆるい砂漠地帯から入って来るしか方法がない。これから夏になり、気温も37-40度にまであがります。砂漠地帯は特に熱いので、移民の人たちは脱水状態になり、途中で亡くなる人が多く出てきます。1994年から今までに、2600人の移民の遺体が見つかっています。ほとんどの人の身元がわからないため、家族の元に連絡が行く事はありません。その中で、身分証明を所持していた遺体が見つかり、テレビが亡くなった移民の家族に報告に行きました。もちろん、母親は涙ながらに「犯罪を犯そうとした訳ではなく、家族の家計を楽にするために、仕事を探しに行っただけです」…と訴えていました。そんな、家族思いの息子が亡くなり、悲しむのは当然のこと。私もテレビを見ながら、胸が締め付けられる思いでした。こうしている間にも何処かで一人、二人と亡くなっている訳です。
移民規制法は、法律上きちんと入国できるようになる訳ですから、この様に砂漠の真中でひっそりと亡くなる事もないんです。それから、以前から私が訴えている、他の国からもやってくる外国人に対してフェアーになる。法律を改善する以前に、市民で出来る事もあります。いい例が、ネブラスカとアイオワ州の精肉業者は3500人の違法移民の従業員をレイオフしました。これからは違法移民を雇わないと断言しています。黙認する雇用者がいる事を分かって入国してくるのですから、こう言う業者が減ると違法に入ってくるメリットがなくなります。ニューオリンズの台風被害地の復興工事は、国が臨時ビザを出して、ヒスパニック(違法移民)を雇いました。その代わり、仕事が終わったら国に帰ってもらう約束になっています。帰ってもらうと言ってもこの復興工事は最低5年はかかるでしょう。アメリカに正規のルートで入ってくるには、ある程度の出費も覚悟しなくてはならないでしょうが、彼らを雇う雇用者はいるわけですから、元は十分取れると思います。
今日、最初の50人の軍人が派遣されてきます。フェンスの取り付け工事、道の整備、電気を通す等の作業を行うためです。大統領のプランもいよいよ本格的にスタートされたようです。アメリカ市民と、外国人が仲良く仕事が出来るにこした事はないですよね。…と言う事で明日の選挙結果が楽しみです。昨日の夜、サンディエゴは共和党の支持率が44%で、民主党は30%でした。みなさんは、民主党と共和党のどちらが多く票を勝ち取ると思われますか?
2 Comments:
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