Gody's Diary

Wednesday, May 31, 2006

レッド戦略ありうるかな...

以前、移民法案の賛成について書いたことがある。この法案が上院を通過して、これからのアメリカがどう変わるかを考えてみた。実際に、アメリカの議員たちも、一般の私たちもいったい何が変わって、どう言う結果が待っているのか、はっきり言ってさっぱりわかっていない。メディアもそれについては、いっさい報道してないので、大統領と、彼のキャビネットしか分かっていないのであろう。きっと何らかの企みはあるだろうが、一番大事なのは、国にとってどう良くなっていくのか...である。

今考えられているのは、2050年までに、移民の数が20-40ミリオン(2-4千万人)まで増加すると考えられている。この増加が景気に反映されるか?これが問題で、CBOの推定では、アメリカ経済は0.1パーセントの増加を見込んでいる。うーん、ちょっと少ない気がするけど、あくまでも推測だし、大統領自身が何の発表もしていないのだから、これぐらいしか推測できない...が、Agent Gody (FBI Agentみたいに、Gody捜査官と呼んでください)は、その先を(勝手に)読んで見た。

今現在のブッシュ政権の評判を考えると、次の選挙では民主党が圧勝する可能性が強い。それを考えて、移民の人たちにも期間限定の労働ビサを出しますよ、と言ってヒスパニック系の投票を勝ち取りたい事はミエミエだ。労働ビサさえ手にすれば、グリーンカード(永住権)の申請がしやすくなるのは、どんな移民だって分かっている事だ。だから、それほしさに飛びつくヒスパニック市民の投票はいただけるだろう。としても、実はこの法案は、それだけではなくとても奥が深いと睨んでいる。ここはアメリカですよ。アメリカの作戦は先をよーく考えているはずだ。かつての日本が、オレンジ戦略にまんまと引っかかったように、レッド戦略なるものが存在するのではないだろうか?アメリカはとにかくお金が大好きな国である。お金さえ払えばハッピーな国だ。グリーンカードや市民権を手にしたものは、税金を払わなければならない。今まで税金を払わなかった違法移民が税金を払えば、連邦予算は一気に潤う。わたし的には、連邦予算が潤うのはいい事だと思っている。意味ある使い方をしてほしいと思っている。

それから、違法移民は個人業のオーナーからは、安く雇える便利な労働者になっている。彼らがもらう給料ではアメリカ市民が働いてくれない。...というより、法律で一人1時間最低6ドル(州による)を支払う義務がある。これを無視して、安く働く違法移民がオーナーにとっては大変助かる存在だ。でも、Agent Godyは考えた。違法移民が違法移民でなくなったら、税金は払わなければならない(ビサにもよる)、そうすると安い給料では働けなくなる。そうなると、同じ自給を支払わなければならなくなったオーナーは、果たしてヒスパニックをあえて雇うだろうか?アメリカ人を雇っても良くなる訳だ。これはアメリカ市民にも喜ばれるだろう。雇用率があがる。雇ってもらえなくなるぐらいなら、違法でアメリカに入って来るしかなくなる.....が、国境の警備は厳しくなって行く。そう簡単に以前のようにはアメリカに入って来れない。仕事がしたければ、法律上堂々と入国し、税金を払いながら働くしかなくなるし、ビサ申請費もかかってくる。

アメリカにとっては、テロリストとの戦いも終わっていない。外国人による犯罪もなくすため、外国人の素性も把握したいところである。今現在は外国人は写真、指紋、これから目紋を提出する義務がある。実際免許証の申請にも、これらを提出しなければならなくなってきている。メキシコ近くに住む私は、人攫いを非常に恐れている。サンディエゴで誘拐された女性は、サンディエゴの砂漠か、メキシコに連れて行かれ、買収宿で働かされる。これもなくなれば、安全に暮らせる。私にとても大事な事である。

選挙の票を稼ぐ、税金を払わせ国家予算を増やせて、アメリカ市民の雇用率もあがり、外国人の素性を把握し、犯罪を減らせるなら、国にとってはいい事だらけではないか....  うーん、でも従業員の自給が上がると、市場の商品価格が上がるかな?それは、最初からそうあるべきだったとして、目をつぶろう。Agent Godyはエコノミストではないので、経済予測は出来ないが、アメリカの狙い目はこんな物では無いかと睨んでいる。皆さんはどう思われますか? 

Tuesday, May 30, 2006

ストレスを解消しましょう

今日のワシントンポストに、日本人についての記事が載っていました。それによると、日本人は今、精神的に楽になりたがっているんだとか。本もそれに関連した物がベストセラーになっている。「えはら」と言う精神心理学者について書かれていたので、アマゾンジャパンで調べて見たら、江原 啓之って人で、心理学トップセラーの1-25位までに、彼の本が7冊もランクインしていました。....と言う事は、私が言うまでもなく、日本の皆さんは彼の事をご存知でしょう。彼の本を読んでいないので何とも言えませんが、日本人がストレスフルな環境で生活している事は、間違いないようですね。自殺をする数も世界一多いし、本当に日本人とは弱い人種だと思います。まったく分からない...と言うよりは、むしろ共感できるところです。日本にいる頃の私はストレスがたまり、胃がとても弱っていました。ところが、私はアメリカに越してきてからストレスが90%減少しました。10%は言葉の壁によるストレスです。環境としては、暮らすに最適だと思っています。所変わればこんなにも楽になれるものかと驚きです。アメリカ生活の快適さは"言いたいことは迷わず言ってしまえる"と言うところです。これがストレスを減らしてくれるんです。

ストレスが人を自殺に追いやったり、体力やエネルギーを減退させて、少子化の原因になったりするのだと思います。ニューズウィークにロシアは少子化対策として、国が子供を産む女性をサポートする(お金をだす)と載っていました。とてもいいアイデアだと思います。日本もするべきだと思います。それはさて置き、私はマッサージスクールに通っていまして、Psychosomatics(心理医学)も習っています。マッサージと精神安定の2つの視点から、クライアントのストレスを解消していくのが仕事です。マッサージはお金を払って受ければいいのですが、それ以外に自分で出来るストレスの解消法があるので、これを読んでくださっている方の中に、ストレスを感じている方がいれば、その方法を試してほしいと思います。

肉体のストレスは主に背中に集中してきます。これにはマッサージと、お水をたくさん飲むこと。関節の痛みと頭痛が減ります。あと、背骨をストレッチすること。四つんばいになって、背中を大きく反らします。この時、背柱の一つ一つ反らす感覚で、ゆっくり下から上に反らします。そして、逆に背中を丸くし、頭も思いっきり下に押し込めるかんじでして下さい(背柱一つずつ)。反らすと丸くするの繰り返しを何回か寝る前に。マッサージに行く時間がない人はテニスボールを2つ使って、筋肉の深いところを開かせる事ができます。二つをくっ付けて床に並べて、その上に寝るだけです。この時二つのボールの間に背骨が挟まる感じで寝てください。くれぐれも背骨の真上にボールがあたらないように気をつけて下さい。1分たったら、下へ移動して、起立筋の痛いところ開いてください。1分とは、筋肉が開ききる時間です。あと、寝る時たくさんの枕やクッションを使って、背骨がまっすぐの状態のまま寝られるように工夫してください。

精神的なストレス解消方は、家族や友人(心を開ける相手)に参加してもらって、グループでして下さい。あらかじめストレスを解消とする事を目的としている事を確認して行います。これは「全て腹の底のドロドロを吐き出す」Wizdom Circle(ウィスダムサークル)と言うものです。これが非常に大事なんです。日本人がもっとも苦手とする事だとおもいますが、是非やってください。一人ずつ話をします。今日何があったか、何をしたか、そしてあったことに対して何を思ったかを、全て吐き出します。この時ウソは絶対ついてはいけません。たとえば、「今日同僚の太郎さんと食事をしました。この日付けていたネクタイはガールフレンドからの贈り物だと言っていました。私は素敵なネクタイねと言いましたが、本当は似合っていないと思いました」。太郎さんには素敵だとウソを付いた事になります。これがストレスの一つになります。何で似合っていなかったのか、の理由も全て話してください。たとえば「彼の顔は赤ら顔で、赤いネクタイは彼の顔色を更に赤く見せていました」...と続けてください。聞いている人は必ずうなずくだけか、「もっと続けて」とか、「それから?」とか、「それでどうしたの?」「それをどう思ったの?」とか話を掘り出させてください。この時、聞き手がどう思うかは言ってはダメです。あくまでNon-Judgementalでお願いします。悩みを話せれば最高です。恥ずかしがらず、全て話すと楽になるんです。この時感情的になって泣き出す人もいますが、背中をさすってあげて、気持ちを楽にしてあげて下さい。

さぁ、みなさんできるかな?2つ目は難しいかもしれませんが、慣れてくるとやりやすいです。家庭内でやるととてもいいんです。親子とか、子供の心を開かせるのに最適です。でも、絶対に聞き手は意見してはダメですよ。ウソを正直に言ったら、最後に「ありがとう」を忘れないで下さい。解決策には「どうしたらいいんでしょう?」とあくまでも、聞き出すに徹してください。これを試して楽になったかた、ご意見くださいね。ストレスフリーになって、人生楽になってください。

Friday, May 26, 2006

メモリアルデイ

5月29日はメモリアルデイと言うアメリカの祭日です。金曜日の今日から既に気分は祭日一色で、仕事どころの騒ぎではありません。何よりも月曜日入れて3日間も休みがある上に、火曜日の学校までお休みなので、おまけをもらって得した気分です。祭日って特に何をするでもないとしても、何でこんなにスペシャルな気分になるんでしょうか?しかも今回の祭日のメモリアルデイとは、日本語にすると"戦没将兵記念日"と言って、国のために戦争に行き、返らぬ人となった人たちの名誉を称えるとともに、敬意を示す、どちらかと言うと、しんみりとした雰囲気がふさわしい...はずの祭日です。でも、ここはアメリカ、しんみりは戦没者の墓前や慰霊碑の前だけで、あとは明るく名誉を称えて、祭日を楽しみましょう!...と言う感じで行います。

メモリアルデイは元々デコレーションデイと呼ばれていて、南北戦争でなくなったユニオン軍(北)とコンフェデレート軍(南)の戦死者を称えようと、それぞれの墓の前に花を飾る(デコレーション)事から始まったと言うこと。早く始めたのはニューヨークのWaterlooが1866年から。これを1966年にジョンソン元大統領が正式に認めています。その後1868年に陸軍総長ジョン A. ローガンの指令によって、全米の国立墓地でメモリアルイベントが行われ始めました。イベントと言っても、当時はやっぱり花を飾って、黙とうをすると言った事が主でした。同じ年、陸軍将軍のジェームス ガーフィールド(後の20代目大統領/リンカーンの次に暗殺された大統領です)がヴァージニアのアーリントン国立墓地で正式なズピーチを行ったあと、5千人の参加者と2万個の墓前に、アメリカの国旗を飾りました。これが初めてで、近年テレビでよく見るアーリントン墓地前の小さいアメリカの国旗がそれです。138年間も続けられていた事だったんですね。祭日だけのこととは言え、いくつもの、あの小さなアメリカの国旗を目の前にすると、何だかとても感無量になります。国を挙げて戦死者に敬意を示してる事、しかも、国立墓地なので、そこに埋葬されている戦死者の墓は、一生国に守られているのですから、非常に名誉な事ですよね。

メモリアルデイが祭日になったのは、1971年の議会で議決されてからです。今では墓前に花を添える以外に、色々なイベントが各地で行われてます。国を挙げて行われるのは、アーリントン国立墓地(ペンタゴン前にあります)の無名戦死の墓の前で大統領、もしくは副大統領によるスピーチと黙とうのセレモニーが行われます。この時多くの戦死者の身内が参加します。この後、ベトナム戦没者慰霊碑や朝鮮戦争慰霊碑、第2次世界大戦記念碑で、戦死者の思い出に浸ったり、中には亡くなった人を思い出して、悲しみのあまり涙する人も(写真)。あの写真、何だか切なくてぐっと来ますね。涙はここまで。

あの写真の男性も含めて、退役軍人やその家族は、実はハーレイと言うバイクでワシントンDCに全米から集まっていて、5千人以上に上る彼らによるハーレイ・パレードが行われます。
ちょとした暴走族みたいです(笑)。でも、これがカッコよくて、平和に行われるパレードです。ちょっと不良なおじいちゃんたちが多くて、中にはお孫さんを後ろに乗せて走っている人もいます。周りでパレードを見学する一般者は「ヒューヒュー」口笛を吹きながらパレードを盛り上げます。あのヒューヒューがアメリカですよね。これがとても楽しい。 私は今はカリフォルニアに住んでいるので、DCにちょっとドライブで....って出来ないのが残念だけど、また行きたいなと思っています。DCやどの国立墓地にも行かないという人は、アメリカの祭日には欠かせないBBQ(バーベキュー)のパーティーなどして、祭日を楽しみましょう。

Wednesday, May 24, 2006

プロジェリア

プロジェリア(Progeria)と言う病名を聞いた事がありますか?私はつい先日、ニュースの特集でこの病気の存在を初めて知りました。プロジェリア、またの名をハッチンソン ギルフォード シンドローム(Hutchinson Gilford Syndrome)、とは非常に珍しい病気で、生まれてくる子供800万人に一人というまれな確率で発見されるらしい。日本名では何と言うか分からないけど、まとめて言うと"人よりも7倍早く年を取る病気"と言う事だ。私はニュースで紹介されたプロジェリア患者の女の子をみて、非常にショックを受けた。なぜかと言うと、私が見た女の子は2歳にも関わらず、見た目が80歳のおばあさんの様だったからだ。今までに100のケースしか報告されていないらしく、原因や治療法もまだ見つかっていない。

プロジェリアの子供は、普通の子供より生まれて1年目の成長があまりにも遅いため、身長がとても低い。皮下脂肪も老巧化の進みが速く、体重も健康的な子供よりも軽い。その他の共通の特徴に、顔が非常に小さい、未発達のあご、突起した目、くちばしの様に小さな鼻を持つ。関節が勃起したり、頻繁に骨折したりする。人が年を取る時に起こる症状と同じく、1歳か2歳ですでに髪の毛、眉、まつげが抜け落ちて薄くなる。そして、皮膚の老化も同時に起こる。 歯の生えも健康な子供より遅いうえ、生えてきてもかなり奇形していて、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた形で生えてくる。

まだまだ未知の病気で、原因もはっきりとわかっていない。今研究員の間では、遺伝子の原因不明の突然変異だと言われていて、両親どちらかの遺伝子から受け継ぐ段階で、何かの化学反応が起こったものだと言われている。患者によっては、遊びや活発に活動する事を怠ると、老化が更に早く進むケースも見られている。

これは精神病ではない。だから、プロジェリアの子供も見た目や、身体的な事意外は、他の子供たちと何ら変わりない、ハッピーちゃんたちだ。お友達や両親とも楽しく遊ぶし、両親の言う事もちゃんと聞くし、お行儀だってとてもいい。でも、こう言う運命を持つ子供がいると思うと、健康そのもので生まれてきた自分は、とてもラッキーだったんだなと思うし、健康な両親にも感謝せずにはいられない。 ニュースに出ていたリンゼイちゃんのご両親がすばらしかった。リンゼイへの病気も全て包み込むように、愛情深く彼女を育てていた。リンゼイちゃんを始め、その他のプロジェリア患者の子供たちの平均寿命は16歳。 あんなにリンゼイちゃんを激愛しているご両親を見たあとなので、そんなリンゼイの運命を考えると、とても悲しくなる。 私はシングルで子供もいない。 もし、自分の子供が将来プロジェリア患者だったら...と考えた時に、リンゼイのご両親のように、寿命のことなど忘れて、悲しみを乗り越えて、明るく育てる事が出来るかどうか自信がない。でも、やっぱり親にとって子供はかけがいのないものなんでしょうね。リサーチが続けられるように、募金がもっと集まる事を願います。募金を考える方は、是非下のリンゼイちゃんのリンク先のDonateから連絡をおとり下さい。

http://www.littlelindsay.com/


上の写真はアメリカに住むAshley(アシュリー)ちゃんのホームページからコピペさせてもらったものです。彼女のページもリンクしておきます。↓
http://www.progeriaproject.com/Kids/Ashley/index.html

Monday, May 22, 2006

リンカーンとケネディー

アメリカの大統領の中で、今尚人気が高いリンカーンとケネディー元大統領。この二人についてのジョークメイルが飛び交っている。私もそのメイルを受け取った一人なんだけど、読んでみると以外に面白くて、とても興味深かったので、私のブログから更にこれを読んでくれる方々に広めようと思い、書き込むことにした。この二人にはいくつもの意外な共通点がる。多少の共通点は日本の人にも知れてはいるだろうけど、細かくまでは知らないだろう。では、その不気味すぎて面白い二人の共通点をご覧下さい....

エイブラハム リンカーン は1846年に下院議員として選出され、1860年に16代大統領に就任。 
ジョン F. ケネディーは1946年に下院議員として選出され、1960年に35代大統領に就任。

二人とも人民の平等を強く訴えていた。そして、両者が大統領の時、妻が子供を流産している。
二人とも暗殺されており、致命傷は頭を打ち抜かれている事で、二つの事件は金曜日だった。
どちらも保守的な南部出身者に暗殺されている...にも関わらず、皮肉な事に彼らの業績を最大に支えた副大統領は、どちらもジョンソンと言う名の南部出身者

リンカーンの副大統領(2期目)はアンドリュー ジョンソン。アンドリューは1808年生まれ。
ケネディーの副大統領はリンドン ジョンソン。リンドンは1908年生まれ。

リンカーンの秘書の名前はケネディー、ケネディーの秘書の名前はリンカーンだった。

リンカーンを暗殺したジョン W. ブース(John Wikes Booth)は1839年生まれ。
ケネディーを暗殺したリー H. オズワルド(Lee Harvey Ozwald)は1939年生まれ。
両暗殺者の名前は15スペルで構成されている。

リンカーンの暗殺者ブースはワシントンDCのフォード劇場で暗殺したあと、逃走し倉庫に隠れていた。
ケネディーの暗殺者オズワルドはテキサスのダレスの倉庫から暗殺(発砲)しており、その後劇場に逃げ込んだ。そして、どちらも裁判まで行く事なく殺されている

リンカーンは暗殺される1週間前に、メリーランド州のモンロー(Monroe)を訪れていた。
ケネディーは暗殺される1週間前に、マリリン モンロー宅を訪れていた。

どうですか?こんなにも共通点があったなんて、知らなかったでしょう?これだけ出てくると、ちょっと鳥肌が立ってくる。にしても、一番の共通点はなんと言っても暗殺された事でしょう。やっぱり時代が悪かったと思う。今みたに、大統領がどこに行くにも、ボディーガードが何人も取り囲んで、さらに遠方のビルからも望遠レンズで監視、前後にはパトカーと白バイ。これだけのサポートさえいれば、あんな事にはならなかったんだと思う。今までアメリカでは4人の大統領が暗殺された訳だけど、これを教訓に今の大統領が守られてる、と言う事にもなりますね。

Thursday, May 18, 2006

憧れのセクシーボディー

私は世界一の肥満大国と言われるアメリカに住んでいる訳だけど、カリフォルニアに引っ越して来て以来、体のシェイプが気になってしょうがない。以前は東海岸に住んでいたり、南の田舎に住んで見たりしたけれど、正直言ってその頃は自分の体型を気にした事はそんなに無かった。アメリカに移り住んだばかりの頃、日本から越してきて1年内に10キロ近く太ってしまった事がある。原因はやはりアメリカの食事だった。

アメリカでドライブする車も持っていなかったので、車なしで田舎を満喫するなんて無理な話だった。徒歩でいける場所は、近所のショッピングプラザしかなくて、そこにあるマクドナルドに"お茶"する感覚で、毎日のように通った。スナック程度でフレンチフライを食べまくった。そして、夕食後に毎日のように出てくる アツアツ アップルパイ の アイスクリーム乗せを、これまたガツガツ食べ続けた。そのお陰で、1年も経たないあっという間に10キロも太っちゃった訳だ。日本に帰った時に、お友達から"デブ"呼ばわりされたけど、アメリカに帰ってくると、それも気にならなくなる。なぜかと言うと、周りには私の何倍もの脂肪を体にまとった人たちが、万といるから、自分がスレンダーに見えて、麻痺感覚で気にならなかったのだ。しかも家族からは「君は骨だ。もっと食べなさい」って言われる始末。「そんな事ない、貴方たちが太りすぎなんだ」...なんて口が裂けても言えなかった。やっぱり、若かったと言う事もあるんだろう。ちょっと歩いたり、生活が忙しかったりすると、カロリー消費は苦なく出来たので、必要以上に太る事はなかった。 (日本のみなさんからしてみると、ブーデーの枠に入ります)

今現在、カリフォルニアのサンディエゴに住んでいるのだけど、とても暖かい気候とあって、肌を露出する日が断然多い。だからなのか、肥満大国とは思えないほどスレンダーな女性が多い。しかも、アメリカの中で、サンディゴの女性は断然可愛い子ぞろいと言われているとか。確かに魅力的な人多いです。そんな中で暮らすと、やっぱり素敵な女性と自分を比較せずにはいられなくなる。それが、女心と言う物ではないでしょうか? どう見ても、スレンダーガールとは程遠い私のボディー。なんか、丸みを帯びているって感じかな。ガリガリにならなくても、せめて引き締まった、健康的な体がほしい。

そこで、去年の8月ぐらいからボディー引き締めトレーニングを始めました。食事制限なんて、私にはとてもムリ。食べる事でストレスを解消しているからだ。ジムには通わないで自宅でできるエクササイズを考えた。ヨガが人気だけど、私にはヨガは向かない。同じポーズを1分間ほど、じーっと保っていなければならないなんて、せっかちの私には拷問でしかない。どちらかと言うとエアロビクスのように、常に動き回る系を好む。始めにヨガボールを買ってみた。一つ12ドル。これを使ってやる腹筋は、楽に200回はできる。苦しくないので、バカみたいに何百回と続けていたけど、3ヶ月過ぎても何の効果も現れなかった。理由がわからないまま、インストラクターが出すDVDを買ってみた。

初めてのDVDはKathy Smithの "Timesaver Cardio Fat Burner"で、20分のエアロビが2本入っていた。 これは楽しかった。汗もかくし、運動したって言う気になった。でも、さすがに同じダンスを続けていると飽きてしまう。だから、次に他のインストラクターのDVDを買ってみた。 それが、Denise Austin の"Burn Fat Fast Cardio Dance & Sculpt"。 彼女のDVDは店頭でよく見るので、勝手に信用して買ってみたところ、エアロビとインテンスのコンビネーションで、すごくいいデキのプログラムだった。 初心者でも十分ついて行けるレベルなので、ずっと使っている。 このDeniseのDVDを使い始めてから1ヶ月で効果が現れた。ヨガボールを3ヶ月もやって効果なしだったのに、Deniseのお陰で大分引き締まってきた。 やっぱり、体の事をよく分かっているインストラクターの指導なしには、脂肪を燃焼させることは出来なかったのだろう。 私の筋肉の動かし方が間違っていたと自覚した。

そして、ちょっとレベルを上げてみることにした私は、今やテレビで一躍有名になったタフ中のタフ インストラクターのJillian Michaels (写真)のDVDを買ってみた。 シェイプアップコンプリートと言うプログラムで、前方ボディーと後方ボディーの2本だて。ちょっとハードすぎて全部出来ないけど、付いて行ける限界までやっているところ。 ワーミングアップだけで相当汗をかいてしまうし、息切れが半端ない。 でも、これを続ければ彼女みたいに、引き締まったパーフェクトボディーになると夢見て、日々がんばってます。 今は週に2回JillianのDVDを途中までして、Deniseのインテンスを最後までやってます。その他の日は寝る前に、Deniseのインテンスでやっているお腹のエクササイズだけを毎日やっています。お陰でお腹はいつ出しても恥ずかしくは無いです。お腹の筋肉が割れるほどではないので、もっとやる必要があると思っているが、当分このペースでやって行こう。 私は決してDVD屋の回し者ではないのだけど、彼女のタフぶりは励ましになる。興味があるかたは、日本でも売っているようなら、試してみてほしい。 きっと、憧れのボディーも夢じゃなくなると思いますよ。

Jillianのホームページリンクしときます。http://www.jillianmichaels.com/

Wednesday, May 17, 2006

アメリカ版"ねるとんパーティー"

むかし日本で、とんねるずの"ねるとん紅鯨団"って言う番組があった。これが結構面白くて、本当によく見ていた。この番組の一番面白かったところは、一般人が参加できるという事だったし、素人個人のキャラクターが十人十色って感じなところだった。それをとんねるずの二人が面白おかしくリポートしていたから、わりと遅く放送していたにも関わらず、とても人気のあった番組だった。この番組はどちらかと言うと"お見合い番組"....今は"合コン番組"って言うほうが馴染みがあるのかな?とりあえず、シングルの男女が番組主催のパーティーで知り合って、カップルになったり、ならなかったりする番組だった。シングルの人たちからして見れば、他のシングルズと出会うためのいい機会になった。私は当時まだちょっと参加できる年齢ではなかったので、参加してみたいなぁって言う憧れだけで終わってしまった。

で、このたびチャンスがめぐってきまして、行って来ましたよ、アメリカ版のシングルのパーティーに。私は最近デートをしている人が一人いるのだけど、もう少し他の人ともデートをして見ようと思って、張り切って行って来ました。自慢ではないけれど、シングル同士が知り合う目的のためのパーティーって、生まれて初めて行ったので、どんな事になるのかドキドキしながら、わくわくしながらパーティー会場に入りました。このパーティーを"ねるとん"と呼ぶものか迷ったけど、男女が出会う目的のパーティーなので、あえてアメリカ版ねるとんと呼ばせてもらおう。

アメリカ版ねるとんはどのようなものだったのかと言うと、最近流行っている"7 Minutes Dating" (7分間デート)と呼ばれるものだった。友人から話は聞いた事があったので、私は行く前から大体想像がついていた。これは、イベント会社主催で、参加してくれた男女が、パーティーのお金を払ったにも関わらず、誰とも知り合えなかったとか、話をしたかったお目当ての人と、話をする事が出来なかった、と言う事がない様に、ほぼ全員の男女が話ができるように考えてあるイベントだ。話ができると言うよりは、イヤでも話をしなくてはいけないことになっている。

私が参加したこのパーティーでは、まず、女性の参加者が鍵の本体を一つ受付でもらう。鍵は旅行用かばんなどに自分でつけられる南京錠のような鍵(鍵穴つき)本体のこと。これを女性がそれぞれ一つ持つ。男性は鍵(開けるほう)を一つもらう。パーティー中は男性も女性も参加者全員と話をする。その時に男性は自分の鍵を、話し相手の女性が持つ鍵穴に差し込む。鍵が開いたら、その男女はくじ引き券がもらえると言うものだった。くじ引き券は、パーティーの後半に行われるくじ引きの為のもの。番号を呼ばれたひとは何かの商品がもらえる。一回鍵を開けてしまった男女は、くじ引き券をもらった後、新しい鍵をもらう。だから、全員と何度でも話をして、鍵開けに挑戦しなければならい。こうなると、最後あたりはだいたい気に入った人が絞られてくるので、興味も無い人と話をしてまで鍵開けに専念する人はだんだんいなくなる。逆に気に入る人が一人もいなかった場合は、鍵開けにだけ専念して、商品ゲットに専念するしかない。

こうやって、ほぼ全員と話をした私は、1人の人とだけ電話番号を交換した。私のお友達はアメリカで人気絶大のブロンドガールである。4人と番号を交換してた。さすが、マイフレンド!(自慢) ちなみに私のお友達の知り合いが参加した7分デートは、男女が向かい合ってテーブルに付いて、お互い7分間話をする。7分たったら司会が笛を鳴らす。そして、男性が隣の席に移動(席替え)して、新たに目の前に座っている女性と7分間話をする。これの繰り返しだったらしい。それでも全員と話ができるし、気に入った人と電話番号を交換して、デートして、フィーリングが合えば交際をスタートすればいい。

私が既にデートをしている人が一人いると話したけど、日本の皆さんが困惑するといけないので一言説明しますが、アメリカでは真剣交際を行っていない人は、複数の人と同時進行でデートをする。その時、デート相手に必ず他にもデートをしている人がいることを伝えておかなければならない。幾人かとデートを重ねて、この人こそが私のベスト、と思った相手に「貴方との真剣交際を考えている」、と相手の気持ちも伺って、お互いそう思っていると分かったら、残りのデート相手とはデートを終わらす。私はそこまでのプロセスを進んでいる途中と言う事です。決して浮気とかでは無いですからね。

最近はオンラインデートとかもあるし、クラブやバーなどでも異性と知り合う事ができる。でも、オンラインは嘘をついている人が多いと聞くし、クラブでは音楽がうるさすぎてゆっくり話をする事ができない。相手を見定めるには、できるだけ相手と話をしなければ、相手の事なんて分からないと思っているので、こう言うたぐいのパーティーは、私にぴったりだと思った。それでも、それでも嘘で自分を固めている男性っているって言うから驚きだ。ブロンドの友人が一つ突き止めたことがある、けどこれはまた今度のブログに書こうと思う。 皆さんはどのように出会っていますか?

Tuesday, May 16, 2006

テクノロジーは法律よりも進化が早い

これは、5月11日のワシントンポストの記事に書いてあった一語だった。テクノロジーの進化と言うのはめざましく早くて、次から次へと新たな分野が開拓されていく。でも正直言って付いていけてないのは私だけではないだろう。私は自慢ではないけれど、プレイステーション(Sony)と言ったコンピューターゲームが出来ない。と言うか、買った事がない。始まりはファミコンって言って回りのクラスメイトが"スーパーマリオブラザーズ"とか"ドンキーコング"など狂ったように毎日やっていた頃でさえ持った事がない。持った事があるのはただ一つ。当時ゲームウォッチって言うゲームボーイみたいな物があって、私が唯一親に買ってもらったのは「Dr.スランプ アラレちゃんの、うんちゃ ばいちゃ ゲーム」だった。懐かしい(涙)。後にも先にもそれ一つだった。日本で携帯(ピッチって言った?)が一般的に使われるようになる前にアメリカに来てしまったので、日本の携帯電話の進化の早さには当然付いて行けなかった訳で、シンプルなアメリカの携帯電話の利用が精一杯って感じだ。日本からのお客様が見せてくれた携帯電話が鳴ったとき、小波の音だったのも感動した。あー、癒される~って感じ。
日本では携帯財布で支払って、アメリカ(まだ一部)ではバイオID (指紋)で買い物をする。どうなっているのか?やっぱり付いて行けない。

それでもテクノロジー音痴の私は、サイエンスの進化をいつでも両手を広げて受け入れる気持ちでいる。使えなかったとしても、導入賛成派なのだ。ことさらそれが世の中に役立つ物ならば。この5月11日のワシントンポストで紹介していたテクノロジーは、犯罪者を突き止めるのに役立つDNAフィンガープリントというもの。DNAは解明されているし、フィンガープリント(指紋)もだいぶ前から使ってるものだけど、これらを利用して、今までの実例から未解決事件の解決できると言う事が分かった。犯罪が起こった時点で、警察側は事件現場などから証拠収集をする。この中からDNAサンプルを入手する事がある。それをもちろん保存するわけだけど、このDNAが後から非常に役立つのだ。

では、ある事件の犯人"太郎さん"のDNAを入手し記録を保存しておいたとする。で15年後まったく関係ない所で別の事件が起こった。そこから犯人と思われる人物"次郎さん"のDNAを手にした。これに出てくるDNAの結果からパーフェクトマッチは見つからなかった。でもDNAパターンが前科がある"太郎さん"のものと非常に似ていると言う結果が出てきた。でも、真犯人"次郎さん"のDNAと指紋が前科が無かったために、警察の持つ記録から犯人を突き止めることはできない。そんな時こそDNAパターンが似ていると言う"太郎さん"こそが、犯人を突き止める鍵になるのだ。DNAパターンが似ていると言うことは、太郎さんは真犯人の身内や親戚だったりするらしい。太郎さんと次郎さんは叔父と甥の関係。太郎さんは前科があって警察側も彼のDNAの記録を持っていた。その彼のDNAと今回の犯人のDNAが似ていると分かった時点で、警察は前科がない彼の家族や身内のDNAを手にさえ入れれば、その中から犯人を突き止めることができると言うものだった。

最近の調べで、犯罪を犯した人の身内から犯罪者が生まれやすいということ。血は争えないと言う言葉が当てはまることになる。イギリスでは犯罪者の身内からDNAサンプルを積極的に入手しているらしいが、アメリカにはBill Of Rights(人権尊重の法律)がある。犯罪を犯したと言う証拠が十分でないとDNAサンプルを強要するわけには行かない。これに関する法律を定める事によって未解決の事件が解決できるのであれば、私は進んでDNAを提出したい。この世で知らぬ振りで生きている放し飼い状態の犯罪者が、いつまでも自由に暮らす日を終わらせたいと願ってやまない。

Monday, May 15, 2006

母の日のギフト戦略

毎年思う事だけど、日本にいた頃は、母の日はマミー(失礼、私はそう呼ぶ)に何を買ってあげようか...なんて悩まなくても、だいたい買う物って決まっていた。高校生の頃はアルバイトで稼ぐ金額はたかが知れていたので、せいぜい"ハンカチのセット"とか、"スカーフ"とか、ちょっと安めの"ハンドバッグ"だった。社会人になってからもそんなに変わりは無く、デパートの一階で母の日様のお奨め商品を適当に選んでいた。母親と言うものは子供が何を買おうと喜んでくれる。それはわかっているのだけれど、アメリカに来てからの母の日はとても難しくて、大変なものになった。

日本での母の日は、息子/娘から(旦那様からもあったかな?)日ごろ大変な家事をそつなくやりこなしてくれるお母さんに、感謝の気持ちを表すギフトか何かをプレゼントすると言う物だった...と私は記憶している。アメリカの母の日はちと違う。母親に感謝して...は同じでも、こちらはクリスマス並に大変なものだ。母親はもちろんのこと、おばあちゃん、叔母たちにいたる、ありとあらゆる「母」にまでちょっとしたギフトをプレゼントするのだから、お金がいくらあっても足りない。クリスマスでスッカラカンになったお財布がちょっと潤って、って思ったらバレンタインで再びギフト交換の嵐でお財布も寂しくなる。やっと自分で何かほしい物を買えるかなって思うのもつかの間、5月の母の日のギフト戦争に突入する。父の日も近づいて来ている。これじゃ、お金なんていつまで経っても貯まんないよぉっ。これは地域によって違いはあるだろうけど、少なからず私の家系はそうしている。

一番困るのはアメリカから日本にいるマミーにギフトを送ること。送料も高くて大変だけど、紛失やダメージが怖いのと、送るものも違法にならない物にしなくてはならなかった。ここ3年ほどでアメリカからオンラインで日本の商店に宅配のオーダーが出来るようになった。これはかなり助かる。クレジットカード番号さえ記入すれば、送料は日本国内料金だけですむ。これを利用しない手はない...と言う事で、日本にいるマミーにはブログを利用させてもらっている楽天から、美味しそうなお惣菜をセットにしてもらって宅配してもらった。マミーに"母の日"ぐらい料理の手を休めてもらおう作戦だったのだ。これにて一件落着。

そして問題のアメリカ人チームだ。私にはおばあちゃん、父親の再婚相手の義理の母、そして2人の叔母たちだ。叔母たちにはそんなに金額はかけない。叔母たちも私は学校に通っている半学生と言う事を理解してくれているので、ここはささやかなギフトを送ることにした。叔母2人にはスターバックスコーヒーのギフトカードをプレゼントした。2人ともフラプチーノが大好きだからだ。

義理の母は今不動産のエージェントとして働いている。家なんてそうポンポン売れる物ではない。一つ売れるとボ~ンとお金が入ってくる。一つ売れば半年は生活ができる。それでもお金を大切に、賢く使ってもらおう作戦でテレビやラジオ、講演会など引っ張りだこのRobert Kiyosaki(日系のファイナンシャリスト)の"Rich Dad Poor Dad"と言う本を買った。Dadでお父さんになってるけど、これは誰でも学べる"学校では教えてくれないお金の使い方教科書"だからお母さんでもいいのだ。

そして、おばあちゃんだ。おばあちゃんのギフト選びが一番簡単なんだ。なぜならば、私とおばあちゃんには共通の趣味がある。それは、二人ともアンティークが大好きと言う事。一緒に暮らしていた時は二人してよくアンティークめぐりをした。おばあちゃんはお金があるのでオークションも参加する事がある。私はお金が無いので、どちらかと言うと安めのヴィンテージToyとか、ジャンクものか、アメリカンカントリーのものを良く買う。おばあちゃんの好きそうな物は大体分かる。彼女の家のもの80%はアンティークだ。その中でも彼女はイエローウェアーをコレクションしているので、それにあうイエローのピッチャーを買った。しかも、安いやつをがんばって探した。ピッチャーはお水やジュースなどをグラスに注ぐための物だけど、私のおばあちゃんは観葉植物を良くさして、花瓶としてお部屋のデコレーションに使うので、それを考慮したデザインの物にした。

これで、一通り母の日のショッピングを無事に終えて、それぞれ発送することが出来き、私の母の日先頭攻撃は無地終了した。 ちなみに今年、アメリカで母の日のギフトで人気があったのはトータルメイクオーバー(Total Make Over)と言う物。最近テレビでMake Overの番組を見ない日はない。Make Overとは全てイチから何かを綺麗にし直しますと言うもので、ファッション メイクオーバーだと、髪型から洋服まで全てその道のプロに綺麗にしてもらうもの。これだと、美容院代金、デパートの商品代金(洋服様)のカードをプレゼントする事になり、美容院で髪を切って、カラーリングして、おまけにお化粧までしてもらうこと。デパートでは売り子さんにコーディネートをお任せする。リラックス編 メイクオーバーだと、スパとネイルサロンのギフトカードをプレゼント。これに栄養士をつけて食事について学んで、健康美人にしてもらうのもGoodアイデアですね。お家のメイクオーバーだと、プロのデザイナーを雇ってお母さんの好きなようにお家のデザインを綺麗さっぱりリフォームしてもらうとか。これは、カーテンから、ソファーのカバーから、デコレーションをがらりと変えてしまうギフトになる。とにかくこう言うたぐいのものが大人気だ。私もお金があったらお母さんには綺麗で真っ白な歯をプレゼントして、デンタルメイクオーバーをしたい。皆さんの母の日はどうでしたか?

Thursday, May 11, 2006

汚い大人から子供を守ろう

昨夜ショッキングな番組が2回も私の心臓をビートアップさせた。始めのショッキングは、以前私のブログで紹介した「American Idol-アメドル」に出ていたChrisが、アメリカ市民によって落選されてしまった。私は Chris と Katharine が最後まで残ると信じていたので、悔しくてたまらない。「Chrisを落とすなんて皆後で後悔するからね!」....と言っても後の祭りか。Chris と Katharine は歌唱力はもちろんすばらしいけど、それ以前にアイドル性に優れている。アイドルと言うと外見からも人々から憧れられる要素がないとアイドルとは言わないと思う。Chris は他の残りの男性2人のコンテスタントと比べると、一番アイドル性で勝っている。誰よりもキュートなルックスで、誰よりもクールなファッションで、誰よりもカッコよくロックを歌い、誰よりも頭のてっぺんから足の先までピカピカ輝いて人々を引き付けて止まない彼にGood Byeだなんて、私はアメリカ市民に裏切られた思いだ。こうなったら、Katharineに優勝してもらわなければならない。第2のKelly Clerksonになっていただこう。皆さんも応援よろしくね。

そして、もう一つのショッキングとは、アメリカのNBCチャンネルの「Dateline」と言う番組で1ヶ月間のシリーズ化して放送している"Sex Predator"(性略奪者)の特集を見てかなりショックを受けた事だ。ここ何年かでアメリカで増えている問題をクローズアップしたものだった。問題とは、インターネットが子供から大人まで一般的に利用されるようになり、チャットルームを利用して汚い大人たちが子供をたぶらかし、いたずらをすると言う事件が増えている。その被害を食い止めるために、番組とフロリダ警察が手を組んでお取り捜査をしたもの。まず、アンダーカバー(覆面警察)宅で14歳の少女を装い男性とチャットをする。14歳の少女(本当は19歳)の写真をチャットの相手に送る。すると相手もその気になり性器のアップの写真等を少女に送り、具体的にSEXを教えてあげるような事をほのめかし、家族が出かけていないと言う少女の家の住所を聞き、家までやってくる。家には隠しカメラが何台も取り付けられ、外には警察が10人近く逮捕するのを待っている。

家にやって来る男性(加害者)のほとんどが40-50歳の中年で、見るからにダーティーオールドメン(エロおやじ)だ。部屋の奥から少女が「今着替えているから台所でクッキー食べながら待ってて」と言う。クッキーを食べ始めた男の前にNBCのアナウンサーが出てきて「ハーイ。How are you?」なんて、フレンドリーに話し掛けてくる。家に少女が一人きりと思っていた男はドキドキして逃げ出したい気持ちでいるはずだが、悪い事はしていないふりをして「女の子とパーティーでも行こうと思って」とか言い訳を始める。そこでアナウンサーがチャットの内容をコピーしたものと、男性が送った性器の写真等を男に突きつける。そこで謝る人もいれば、逃げ出す者、言い訳を続ける者いろいろいるが、みーんな外で待機している警察に捕まる事になっている。

私が驚いたのはチャットを始めてすぐに、ウヨウヨとハイエナのごとく女の子に寄ってくるダーティメンの多さ。それだけ子供たちが日々危険な状況に置かれていると言う事実に恐怖すら感じた。一人の若い男は家に着くなり、玄関口で全ての服を脱ぎ捨てフルヌードで、「さぁ、今すぐ始めよう」的な態勢に入っていた。もちろんそこに現れたのはアナウンサーの男性です。もう一人の男性は車の中にお姉さんとその子供を待たせて家にやって来た。お姉さんは何で弟が少女の家に来たのかも知らず、ただ待っててと言われて車の中で待っていた。もう一人は2歳ほどの自分の息子を一緒に連れて来た。こればかりはアナウンサーも「オーマイガッ!」って呆れて言葉が出ないが、2歳の息子は婦人警官がかくまい、男は息子の前で逮捕された。テレビでは触れていなかったけど、息子にもいたずらしていたのではないかと私はうたがっている。逮捕されて良かった。

そんな風にこの世の中には頭のイカれたサイコらがたくさんいる。これはアメリカだけにとどまらない。私は日本で育ったけど、レイプそこされなかったけど、幾人かのダーティーメンと接触しいる。それはまたいつか話すとして、アメリカの場合子供にいたずらをして刑務所に送られた男たちは必ず刑務所内で他の囚人らにいじめられると決まっている。どんなにひどい人殺しを犯した囚人でさえ、無抵抗の子供に手をかける奴らは許せないらしく、決まっていじめにあう。いじめって言っても陰険なものではなく、レイプされたり、ボコボコに殴られるような命に関わるいじめだ。4年程前カトリック教会の50歳ぐらいの牧師が何人もの子供にいたずらをした罪で刑務所送りになったけど、1年も経たないうちに囚人に刑務所内で殺された。そんな感じで、この番組で逮捕された男たちにも、恐ろしい刑務所生活が待っている事は避けられないのである。おとり捜査で全てのダーティーメンを根こそぎ捕まえてほしい。子供がいる人は常に目を光らせて子供を守ってほしい。

番組リンク先 http://www.msnbc.msn.com/id/12728348/

Tuesday, May 09, 2006

エイズに再び注目せよ

オンラインのNEWSWEEKにHIVについての記事が載っていたので読んで見た。エイズとは最近聞かなくなったと言うよりは、エイズよりバードフル(日本語でなんと呼ぶのか?鳥の感染病?)とか、マッドカウ(闘牛病)などが話題になり、人々の関心を集めていたため、近年エイズからちょっと遠ざかっていた。だから、いったい現状はどうなっているのかと言うとまったくわからなかった。今回の記事を読んでエイズが黒人社会の中で、かなりのスピードで広まっている事が良くわかる。数字で表すと、黒人はアメリカ全人口の13%を占めている。新たにエイズ検査を受ける黒人の(はっきり何人かはわからない)51%がエイズに感染したと結果に出ている。...と言う事は2人に1人は感染している事になる。これは相当大きな数字だ。

まず、なんで黒人社会で特に広がるのかと言う問題は、経済的に余裕の無い人が多くいるので、たとえエイズが恐ろしい病気だと知っていても、コンドームを買うお金をケチって、その日食べたい物を買ってしまう。たしかに、食べるほうが何よりも先というのは当然だろう。あと、色んな性癖を持つ人がいる。誰かれかまわず体の関係を結ぶ人も多くいる。感染が広がる絶好の場所に刑務所がある。刑務所は男性、女性と施設は別々だから、普通で考えると性行為など完全に別の世界の物と考えがちだが、それはまったくの考え違いだ。刑務所ほど一週間毎日のように性行為が行われている場所は無いといっても過言ではない。NEWSWEEKによると、彼らは暇を持て遊んでいるわりに、女性が常にそばにいない。だから、同姓の囚人同士で行為を行う。彼らはゲイではない。皆口をそろえて「僕らは男だ」と言う。この場合の性行為をホモセクシュアルとは呼ばず、サバイバルセックスと呼ぶらしい。性欲を満たすために仕方なく同姓と性行為をしてしまう事。そしてたまに彼女、奥さんが面会に来たときメイクラブする。そこで同姓から移されたエイズを家族や恋人に移すことになる。

エイズといえば昔(10年ほど前)のワシントンポストで記事になったストーリーが衝撃的だったことを思い出す。リンクをつけようと探したけど見つからないので、思い出したことだけ書くけど、とっても美人のアジア人の女の子がエイズをボーイフレンドから移された。と言う事は、信じていた彼氏は他の誰かと浮気をした事になる。そして、浮気相手からエイズを移された。裏切られたうえ、エイズまで移された美しい彼女はやがてこの世の男性すべてを恨むようになる。男性なんて信用できない女性にとって一番の敵だと。男性に仕返しを考えた彼女は、ありとあらゆる男性とベッドをともにした。しかも、ベッドをともにする男性からしてみれば、とても美しい女性と無料でセックスができるとあってみんな飛びついた。できる限りの数をこなす事を目標にしていたはずだから、100人とかそれ以上の男性と寝たはずだったと思う。エイズを持ち帰った男性はそれぞれのガールフレンド、もしくは奥様にそれぞれ移す。当時のワシントンDCでエイズ感染に勢いがついた事は間違いない。

この様にいくら信頼している長年のパートナーからでさえ移される可能性があるのだから、常に油断が出来ない事になる。家庭内や、パートナー間で定期的に検査を受けるルールを作るとかしなければならないのだろうか?浮気をしたらこっそりパートナーに報告しないでもいいから、すぐ検査を受けると決めておくとか。エイズと分かっていても、性欲は抑えられないのでガールフレンド/ボーイフレンドが出来ても、内緒でメイクラブを続ける人もいる。分かれても新しいパートナーには内緒を貫く。とても怖い話だと思う。誰も信用できなくなってしまう。やっぱり、自分の身は自分で守らなければならないと言う事ではないか。赤十字などで献血を行うと無料でエイズに感染してるか告知してくれる。それを利用しない手は無いでしょう。皆さんもエイズには十分気をつけて下さいね。

Monday, May 08, 2006

GW関係ないニュースな日々

日本のゴールデンウィークも終わり、私の出張も無事に終わったが、この一週間も私にとって色々なことがあった。一番嬉しかったのは、サンディエゴ市からマッサージの訓練生許可証が届いた事だった。これは、サンディエゴ市のペーパーテストと実技テストを2週間前に受けていたんだけど、無事にパスする事が出来たので、学生の間マッサージ訓練生として働いてもいいと言う許可証だ。これがないと学生の間は人にマッサージをしてお金を稼ぐと違法になる。同じマッサージをするんならプロの半額しかもらえないとは言え、お金をもらったほうがいい。これがこの祭日に起こった一番嬉しかったニュースだった。

出張中は日本のニュースとも遠ざかっていたので、何が起こったかまだ知らない状態だけど、アメリカでは私の日記にも書いたが"違法移民者のプロテストデモ"が5月1日に派手に行われた。でも、このデモが私に良い結果をもたらしてくれた。それは、1日の朝、私は出張先に向かうためLAX(ロス)空港へ向かって運転していたんだけど、いつもの朝の大渋滞が嘘のようにすいていた事だった。改めて思ったけど、メキシコ系住民の多さ。あの、大渋滞は彼らによるものだったんだと。土地柄とは言えアメリカ全土で11~12ミリオンの違法移民者がいる。私の住むカリフォルニアはメキシコ国境から近い(歩いて来れる)こともあるし、もともとメキシコだったので、とても多くのメキシカン(系)がいる。アリゾナ、テキサス、ニューメキシコあたりもきっと多いに違いない。この日のデモのお陰で早目に空港に到着する事ができた。

あと、気になったニュースはラムズフェルド国防長官の会見中、長官に向かって野次を飛ばすアメリカ市民が何人か警備員に取り押さえられていたニュースが流れた。もしこれが、長官に対して野次を飛ばす人を、長官自身がテレビかなにかで見たんだったら、長官にとっては痛くも痒くもない事だっただろう。だけど今回は、長官の会見上で、長官の目の前で、長官を指差して「あんたは人殺しだ!」って何人かから言われた訳だから、これはさすがの長官も応えた事だろう。私は彼を個人的気に知る人を友人に持つので、彼が毎日夜中までペンタゴンで働いてる働き者と知っている。そんな関心できるところもある人なので、ちょっと可哀想に思った。彼もある意味国の犠牲者かもしれない。日本人はイラクに核兵器など無い事ぐらいとっくの昔に分かっていた事だろうが、アメリカ人はちがう。本当に自国を信じて止まない国民なのだ。悪く言うと単純な人たちだから、国にだまされやすい人たちと言う事になる。最初からありもしない核兵器が未だに見つからないと怒っていたのが、ニュースで出ていた野次を飛ばしていた人たちだ。

私はちなみにブッシュ大統領、いや、チェイニー副大統領に特に野次を飛ばしたいことはガソリンのバカ高さだ。2年前私のトヨタのエコノミカルカー(小燃費車)には1ガロン=1.20ドルのガソリンで良かったものが、今日現在1ガロン=3.24ドルもかかる。倍以上も値上がりした事になる。これはビンボーな私には本当に痛い。私は幸運にも日本車に乗っているからまだいいが、燃費の悪いアメリカ車/外国車に乗っている人はもっと痛い目にあっている事だろう。オイルショックの時みたいに、日本車に乗り換える人も増える事でしょうが、まず、間違いないのは、次期大統領選でロバのマスコットでお馴染みの民主党が圧勝する事だ。ゾウのマスコット共和党はしばらくはアメリカ国民から無視される事だろう。もう一つわがままを言うと、民主党のハワード・ディーンに再び大統領候補に立ってほしいこと。ブッシュ2期目の選挙でブッシュに対抗して出てきたハワード、スキャンダルで候補から外されてしまって、ケリーがクローズアップされたわけだけど、今度の選挙にはめげずに出てほしいと願う。あのポジティブ(陽)のエネルギーを感じるだけでなく、キャンペーン中の熱い演説「アリゾナ、バージニア、アラバマ、テキサス、ミシシッピ イヤ~ッ!!」ってダチョウ倶楽部もビックリするハイテンションの「イヤ~ッ」が私のツボだった。でてきた暁にはぜひ投票したい。