Gody's Diary

Monday, October 09, 2006

食生活の危機?

私は料理をするのが大好きで、毎日の食事のほとんどが自炊だ。  自分で料理をする利点といったら、やっぱり自分の食べたい物を、食べたい時にクックして、食べる事ができると言う点だ。 これがきっと家族がいたらそうはいかない。 家族のメンバーそれぞれに、好きや嫌いな食べ物があるだろうから、みんなの好みを考えながら献立を作らなければならない。  だから、自分の好きな物を、その日の気分で...なんて、好き勝手はできないだろう。  私はシングルである今、自由奔放でいられるこの時間を利用して、好き勝手なことを心残りがないように楽しんでいたい。  

最近は仕事の傍らマッサージスクールに通っていて、病理学クラスのテストが毎週のようにやってくる。  しかも、出張マッサージと言う副業もやっているから、大好きな料理がなかなか出来ない生活をしている。 仕事が終わってから家に帰って食事はしているが、料理をする時間は省いて、空いた時間をなるべくテスト勉強の為に使わないと、疲れから眠たくなるかも知れない。 眠たくなっちゃったら勉強をしても頭に入らないから、一度2.3時間寝て、起きてから勉強を再開する事にしている。  でも、肝心の料理の方がおろそかになっているので、サッサッと作って食べる物といったら、自宅でできるファーストフードになってしまう。

最近の似たり寄ったりな献立と言えば、ハンバーガー、サンドイッチ、ピザ、チンすればいいだけのバッファローチキン.....と、らっきょう。 生まれてからうん十年間食べた事がなかった"らっきょう"を、2ヶ月前に初めて食べて以来、はまってます。 なんでこんな美味しい物を食わず嫌いしていたのか......  とにかく、ファーストフードはいいけれど、野菜不足を恐れる私は、ベジタブルジュースも買って飲み始めた。 それと、このブログを始めたばかりに紹介したビタミン豊富な"Vitamin Water"も時々飲んでいる。 朝食はこれまたトースターで焼けばいいだけのインドパンのナンとコーヒーだ。  こう言うメニューだと買い物の時に買う食料品も決まってくる。 食料品にかかる金額も、ありがたい事に減っていった。 ....でも、ここへ来て私の健康を脅かすニュースが入ってきた。 これは先月ぐらいからニュースになっていたらしいけど、最近テレビを見ないで、ニュースはオンラインで、適当に目に付いた物だけ読んでいた私が気が付かなかったニュースだった。  正直言って「しまった~っ」って感じだ。

恐怖のニュースは、カリフォルニア産のレタスにPathogenic Escherichia Coli Bacteria (E-Coli=イコラ)汚染の可能性があると、商品のリコールをアナウンスしたと言うものだった。 リコールがかかったのは10月3 ~ 6日にカリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ワシントン、オレゴンで発売されたGreen Leafというブランドのレタスらしい。 私は10月3日にレタスを買った。 それはハンバーガやサンドイッチに挟むための数少ない大事な野菜だから、今日までに半分以上食べてしまった。 野菜は全部袋に包まれていないスーパーで買っているので、ブランド名なんて分らない。 スーパーに問いただしたら「はい、うちのレタスはGreen Leafです」って言うかな?  訴訟が多いこの国で、そこまでいい子ちゃんになるだろうか?  ま、私は今日までなんともなかったので、私が買ったレタスはセーフだったと言う事なんだろう。  でもまだバッファローのお肉が残っているので、これからあと2つはハンバーガーを、このレタスと共に挟んで食べる予定となっている。 

ちょっと前にカリフォルニア産のほうれん草もイコラ汚染が報告され、200人が発熱と下痢に悩まされ、3人が死亡したばかりだった。 それだけではない、キャロットジュースを飲んだジョージアに住む3人が呼吸困難を体験し、フロリダに住む女性の体が麻痺症状を起こしたというニュースもあったばかりだった。 このジュースからは、1グラムで何万人が死んでしまうと言う、世にも恐ろしいBotulism Poisoning(ボツリヌス菌)が発見されたそうだ。  さらに、アイオワ州から5200パウンド(2359キロ)の牛肉もイコラ汚染でリコールがかかった。  キャロットジュースは飲まないが、最近の野菜不足を反省して野菜ジュースを飲み始めたばかりである。  ジュースにキャロットは入っている。  つい先日のブログで「自分の身は自分で守れ...」と言ったばかりだが、忙しさにかまけてニュースもろくに見なかった自分の行いを反省した。 

このイコラは、子供やお年より、それと免疫が低い人がかかりやすく、腎臓にダメージをあたえたり、最悪の場合は死亡に至らしめるデンジャラスな菌らしく、おもに、加熱しない料理、牛乳、低温殺菌していないジュース、汚染水とお肉内で生き延びる菌らしい。  こう言う市販で買う食料品がこうなっては、「自分の身は自分で守る」にも、限度があるような気がしてきた。  本当に自分で自分を守るんだったら、自家農園を作ることから始めなければならない。  それはアパートに住む、今の私には不可能だ。  自炊をする時に、食べ物全部に火を通すなどの注意はできる。  でも、全てそうしようとしても、やっぱり無理が出てくる。  レストランにも行けなかったり、友人の家でディナーにお呼ばすら行けなくなる。  ここはやはり、野菜やお肉はFDAに重い腰を上げてもらって、何でもいい加減なアメリカンにパーフェクトは望んでいないが、食料品を扱う業者には、衛生基準の見直しと、マーケットに出す前の食料品テストを、手抜きなしでやってもらう様に、規制強化して頂かなければならない。  そうしなければ、今後アメリカの消費者は伝染病の危機にさらされる事になる。  もちろん、アメリカから食料を輸入している国にも、影響を与えることにもなる。

しばらくはファストフードを改めて、野菜に火を通して、きちんと料理をしたいと思う。  皆さんもアメリカ産の食料品には、十分にきをつけて下さいね。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home